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機会がありましたら、是非、ピーターリム・デ・クローン監督の映画「オランダの光」(下記、上映プラン)をご鑑賞ください。小さいながらも、東京都写真美術館から感動の波紋が広がりつつあるようです。
11/3〜12/17 東京都写真美術館(上映中)
1月下旬〜 大阪シネ・ヌーヴォ
2月中旬〜 京都シネマ
3月上旬〜 神戸アートビレッジセンター
4月上旬〜 名古屋シネマテーク
4月下旬〜 札幌スガイシネプレックス
東北、中四国、九州地域は未定です。
やはり、“オランダの光”が最も輝いた時はレンブラントとフェルメールの17世紀、つまり近世オランダの黄金時代です。
それに、これは鷹眼乃見物の偏見かもしれませんが、オランダの自然環境・風土・歴史・文化が渾然とした中にこそ「オランダの光」の光源が存在しており、それは今でも(いや、今こそ)ますます混迷(戦争拡大の暗雲)が広がりつつある世界に向かって、ほとんどの人々が忘れかけている“寛容の光”(民主主義を支えるべき本来の精神環境)を投げかけているように思われます。
最近、そのオランダでもイスラム原理主義批判の映画監督(画家ゴッホの遠縁にあたるテオ・バン・ゴッホ氏)が暗殺されるという事件が起こり騒然となっています。しかし、このような時にこそオランダの社会は寛容と対話の精神を発揮することになるでしょう。
ところで、今、漸くこのお正月に日本でも公開されることになったアメリカ映画「スーパー・サイズ・ミー」(Super Size Me/下記、関連URL)が注目を浴びています。
これは、マクドナルドのファースト・フーズを食べることの不健全さ、愚かさ、可笑しさを Morgan Spurlock 監督が自分の身体を実験台として検証した恐るべき映画(1ヶ月間、毎日、毎日、三食ともマクドナルドのハンバーガーだけを食べ続けるとどうなるか?)です。
これこそ“自由原理主義とグローバル市場原理主義経済の旗手・アメリカ”の軽薄かつ醜悪なモノカルチャーを抉り出す秀逸なドキュメンタリー映画であり、それは「アメリカの光」とさえ言えるのではないか!と思っております。
ともかくも、このように“あっけらかん”とした元気な批判精神が存在するかぎり未だアメリカは救われるところが残っています。
この映画を鑑賞してから、もう一度「オランダの光」を観てみてください。「オランダの光」の美しさとアメリカ発モノカルチャーの醜悪さが際立つはずです。
なんでも、この「スーパー・サイズ・ミー」は、マイケル・ムーア監督の映画「華氏911」以上に底力があるインパクトをアメリカ国内はもとより世界中にジワーッともたらすのではないか、と語る映画評論家などもおられるそうです。
(映画・スーパー・サイズ・ミー、関連URL)
http://www.cinemacafe.net/feature/supersizeme/index.phtml
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B9%A1%BC%A5%D1%A1%BC%A1%A6%A5%B5%A5%A4%A5%BA%A1%A6%A5%DF%A1%BC
http://bp.cocolog-nifty.com/bp/2004/05/post_13.html
http://imdb.com/title/tt0390521/
(映画・オランダの光、関連URL)
http://www1.odn.ne.jp/rembrandt200306/
http://blog.goo.ne.jp/remb/
http://www.icnet.ne.jp/~take/vermeerhollandslight.html