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★ 今回、国立科学博物館が調査したのはスンダランドの原人で、南方系日本人のルーツとされる地域に相当し、注目に値します。
一方、中国の地質学者が1998年から行っている発掘の成果【注】によれば、安徽省繁昌県の長江下流では、新生代晩期の地層から、約二百万年前の、明らかに人工の打製石器が大量に発見されました。ここでは、今後も数年は発掘作業が続きます。
長江三峡地区の重慶で発見された古人類化石「巫山人」は、二百万年〜二百四十万年前のホモ・ハビリスとされ、アジアで発見された最早期のものと認められました。
青海チベット高原東部の長江上中流域では、多くは百万年前より新しい、大量のホモ・エレクトスの化石が発見されました。
今のところ、中国での仮説は、以下の何れかです:
@ 歴史上の中国地域に、猿からヒトに、独自の進化を遂げた系統が存在した。
A 人類の進化は多元的で、アジアの人類は百万年余り前にアジアのどこかから来た。
B 人類発祥の地はアフリカではなく、アジアである。
アフリカで進化したとされる人類が約180万年前にはアジア東部に進出していた可能性が高いことを国立科学博物館の海部陽介研究官らが突き止めた。
従来は中国で見つかった石器(約135万年前)が最古の証拠とみられていた。
海部研究官らは、インドネシア・ジャワ島で過去に発見されたジャワ原人の歯やあごの化石約100個の特徴を詳細に調べ、アフリカなどの原人化石と比較した。原人は歯が小さくなる方向に進化することがわかっており、その特徴から年代をほぼ特定できる。
分析の結果、年代がはっきりわかっていなかったジャワ原人の最古のグループは、歯が大きくあごが頑丈であるといった原始的特徴を残しており、約180万年前のアフリカの原人(初期ホモ属)に近縁で、ほぼ同じ時期に生きていた可能性が大という。
人類はこの時期アフリカから最初に旅立ったとされる。
[7月3日3時11分更新]