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(回答先: ヒトラーの「人間味」描いた独映画が公開へ、物議醸す [CNN]【監督は「ドイツ最後のタブーでそれを破った」】 投稿者 あっしら 日時 2004 年 9 月 15 日 22:31:12)
あっしらさん、こんばんわ。
もうずいぶん前になりますが、皆川博子さんの「総統の子ら」や「生命の泉」読んでから、ドイツ関連で
「私はヒトラーの秘書だった」(草思社)を読みました。
そこでは、なにやら人間くさく、ユーモアのあるヒトラーの言葉が具体的に述べられていました。でも、今のドイツで、ヒトラーやナチス時代を賛美することは、法律で禁じられているみたいですね。
その本の中で、正確なことは忘れましたが、女性秘書が、「ヒムラーが若者に対してナンセンスな法律をつくっている」ことをヒトラーに知らせると、
ヒトラーは「そんな、あほな法律は変えるように、ヒムラーに注意しておこう!」
なかなか、ユーモアのわかる人なのかなあ。
えっと、貧乏画家時代のヒトラーを描いた映画も半年ほど前に見ましたが、これはハズレでした。
ヒトラーやナチス時代は歪めて描かれていることが多いとおもいます。
学力劣等だとかいわれてますが、ヒトラーの通ったリンツの高等実科学校は技術系のエリート校で、哲学者のウィトゲンシュタインも同世代で通っていたはずです。
また、正規にドイツ軍の捕虜となった連合軍兵士は、くそまじめなドイツ軍と同様、ジュネーブ条約にのっとって、きちんと扱われたみたいです。ただし、制服を脱いだスパイやレジスタンス、パルチザンに対しては容赦なかったみたいです。これは、「大脱走」をはじめ、多く映画や小説、ノンフィクションなどからわかります。捕虜を働かせると賃金を払っていたみたいです。