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2004.09.15
Web posted at: 20:44 JST
- CNN/REUTERS
トロント――ナチス・ドイツの独裁者、アドルフ・ヒトラーの「人間味」に焦点を当てたドイツ映画「Der Untergang」が14日、カナダで開催中のトロント映画祭で公開された。本国ドイツでの公開は16日から。しかし、ドイツ史上、最も邪悪な出来事を材料に、独人映画監督が同映画のような視点に踏み込む権利があるのかの疑問も上がり、公開前から物議を醸している。
日本語で「転落」の意味もある題名の同作品では、大声を張り上げ、ユダヤ人大量虐殺などを繰り広げた「怪物」としてのヒトラーよりも、秘書に優しく話し掛けたり、賛美の歌を歌う非ユダヤ系白人の子供らを愛情込めて見つめる個人像が描かれている。
監督のオリバー・ヒルシュビーゲル氏は発表記者会見で、「ドイツ史上最も恐ろしい出来事に心を開いて正しく向き合うことは、ドイツではまだ非常に恐ろしい」としながら、「これはドイツ最後のタブーで、それを破った」と意義を強調している。
しかし、ヒトラーへの同情を呼ぼうとして製作したのではないと指摘。「ヒトラーは怪物で狂った精神病患者」という単純な人物像に終止符を打つのが狙いだったと説明し、「ヒトラーを立体的に描写しようとした。ヒトラーは非常に魅力的な人間だった。(だからこそ)すべての国民を巧みに操ることに成功した。怪物だったら、そんなことは成し得なかったはず」と主張している。
http://www.cnn.co.jp/showbiz/CNN200409150023.html