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(回答先: チャルマーズ・ジョンソン著 「アメリカ帝国の悲劇」 軍事帝国となったアメリカはかく崩壊する! 投稿者 TORA 日時 2004 年 9 月 13 日 15:41:09)
このコメント主の自意識はどんどん肥大化しているようだ。
「沖縄の基地撤廃運動家達は左翼と連帯するよりも、反米保守派と手を組んだほうが国民的運動になりうると思う。左翼は所詮中国や北朝鮮の手先に過ぎず、戦前の日本を否定している。だからこそアメリカは日本の左翼をバカにして相手にしないのだ。」
今頃左翼(といからには右翼もいるのだろう)というカテゴリー分けは時代錯誤も甚だしい。
反米保守派が左翼よりも有効だって?
へそで茶を沸かすぞ!!(古い!)
このコメント主、自信の立場が国内的にも、国際政治的にもいかに妙竹林なものなのか、自覚していないようだ。
反北朝鮮はともかく、反米、反中国で、貿易立国(輸出も輸入も)の日本はどのように生きていくというのか。
江戸時代のように鎖国政策を摂ろうとでもいうのだろうか。
しかし、今の日本は江戸時代のように金山、銀山ざっくざくというわけにはいかない。
全員が百姓か漁師になって、小国寡民、細々と、しかし楽しく生きていこうというのならいいけれど、コメント主は「私のような反米保守派は戦前の日本を肯定し、日本はアジアの開放のために立ち上がったのであり、アメリカこそ世界各国に軍事基地をこしらえた帝国主義国家だと攻撃している。」と胸を張っている。
「日本はアメリカに守ってもらわねばならないほどの小国ではないし、半世紀前は太平洋の覇権を巡ってアメリカと4年も全面戦争をした国であり、日本が本気で再軍備すれば北朝鮮や中国などは脅威を感じておとなしくなるだろう。ところが左翼は憲法を守れだの自衛隊反対だのとアメリカの思いのままにしているから、沖縄の米軍は居座って立ち退かないのだ。」
戦前の視野狭窄に落ち入った右翼学生が日記に書き付けるようなコメントだが、驚きを通り越して、ブラックユーモアさえ漂わせている珍文だ。
今どきこのようなことを考えている、いい年をした大人が存在するとは。
現実的に考えて、日本が軍事的に独立するのをアメリカが看過するはずがない。
現状、米国がもっとも警戒している国のひとつが日本であるということは、忘れてはならない。
もちろん、第二次大戦で、日本の主要都市を無差別爆撃したことも、原爆をただの実験のために、ソ連への威嚇のために、2発投下したことも忘れてはならない。
こんな認識の連中が闊歩するようでは、強迫神経症の国アメリカにいいようにやられるわけである。