現在地 HOME > 掲示板 > 戦争55 > 952.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
http://www.kamiura.com/new.html
イラクで日本人ジャーナリスト襲撃。 戦場カメラマン 橋田信介さん、小川功太郎さん、死亡。(各紙 5月29日 朝刊)
[概要]バグダッドの南30`にあるマフムディヤで、27日夕刻(現地時間)、日本人ジャーナリストが乗った車が銃撃され炎上、二人が焼死し、別の場所でもう一人が射殺された事件は、戦場カメラマンの橋田さんと小川さんであるることが判明した。襲撃事件は後方から追い越しをかけてきた車が銃撃し、橋田さんは銃弾を受けた後に車の炎上で焼死した模様。小川さんは連行され現場から10`離れた場所で射殺された。犯行グループなど詳しい状況はわかっていない。
[コメント]橋田さんが乗った車を追跡し、追い抜きざまに銃撃したというから、物取りというよりも暗殺を狙ったものとわかる。これでは防ぎようがない。あえて言うなら、車を目立たない車種を使うべきべきだったということもできるが、VTR(ビデオカメラ)の機材の多さを考えると、大型のバンタイプが必要ということもできる。橋田さんはベトナムやカンボジアの経験から、今回のイラクは非常に危険と自覚してようだ。そうなのである。今回のイラクは外国人であれば非戦闘地域でも無差別に襲撃するという異常な状態になっている。これが今までの戦場と最も違う点である。それも物取りなら武装したボディーガードを付ければ防げるが、追い越しざまに撃ってくる様なら普通の警備では足りない。それなら前後の車(ピックアップ・トラック)に武装した兵士を乗せ、いつでも撃てる体制で移動する必要がある。しかしそのような警護を日常的に期待するのはジャーナリストでは無理である。別にアラブ人を装うという方法もあるが、こんどはスパイと疑われる危険を覚悟しなければいけない。
日本の大手メディアはイラク人を取材に使うという方法をとっているようである。しかしそのような者さえアメリカの手先として襲撃の対象になっているという。外国人ジャーナリストが使う運転手(ガイド)や通訳さえゲリラに狙われている。このようなタイプの戦争は今までになかった。イラクの反米武装勢力はメディアを使い国際世論を味方につけて、戦況や政治交渉を有利にするという発想がまるでない。とにかく外国人を国内から追放するという攘夷論だけである。
このような戦争をどのように報じるか。すべてのジャーナリストに突きつけられた新しい課題である。
--
自衛隊や日本政府が殺し屋を雇って目障りだった橋田氏一行を殺った可能性はないのでしょうか?