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日本国内アルカイダの記事が以外にupされてないようですね。提灯記事も含めて纏めておきます。
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アル・カーイダ関係先を一斉捜索へ
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040526it01.htm
国際テロ組織「アル・カーイダ」関連組織の幹部が偽造旅券で入国し、新潟市内に潜伏していた事件に絡み、警察当局は26日、幹部が連絡を取っていたイスラム系外国人の関係先に対し、入管難民法違反容疑などで一斉捜索に乗り出す。
このうち、埼玉県戸田市に住むバングラデシュ人の会社社長(33)は、アル・カーイダと関係が深いイスラム原理主義政党との関連が指摘されており、警察当局は、幹部が日本で活動資金を調達していた可能性があるとみて追及する。日本国内でアル・カーイダのメンバーとの関係が指摘された人物に対する強制捜査は初めて。
捜索が行われるのは、都内を始め、神奈川、埼玉、群馬、新潟の各県のイスラム系外国人の自宅や会社事務所など10数か所。
いずれも新潟市での潜伏が発覚したアル・カーイダ関連組織「ルーベ団」の幹部で、アルジェリア系フランス人のリオネル・デュモン容疑者(33)が、昨年9月に日本を出国した後も国際電話で連絡を取り合っていた。
中でも、バングラデシュ人の会社社長は、デュモン容疑者がドイツ・ミュンヘンで逮捕される昨年12月までに、計5回の電話を受けていた。
この会社社長は、戸田市の自宅マンションに通信関連会社を設立、東京の秋葉原に支店を構え、国際電話用プリペイドカードの販売で業績を伸ばしていた。
会社社長は昨年7月、神奈川県横須賀市にも関連会社を作ったが、その設立登記の際、すでに日本を出国した外国人を役員として申請した公正証書原本不実記載の疑いが持たれている。
会社社長が、パキスタンに本拠を置くイスラム原理主義政党「ジャマティ・イスラミー」のバングラデシュ支部に関係する疑いもあり、警察当局は、会社社長を逮捕して追及するとともに、押収資料を分析して、会社の資金の流れについても解明する。
「ジャマティ・イスラミー」は傘下にイスラム過激派を持ち、昨年3月にパキスタンで逮捕された米同時テロの主犯格で、アル・カーイダの最高幹部、ハリド・シェイク・ムハンマドの逃走を手助けするなどしていた。
◆ジャマティ・イスラミー=パキスタンを本拠地に、インド・カシミール地方の分離独立を狙うイスラム過激派組織。公安調査庁の国際テロ要覧によると、構成員は1万人以上。イスラム原理主義に基づく「真のイスラム国家」の樹立のため、メンバーは政府関係者や知識人に及び、軍にも強い影響力を持つ。バングラデシュにも支部を置き、国会議員も出している。
(2004/5/26/03:04 読売新聞 無断転載禁止)
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アル・カーイダ関係先捜索、外国人4人を逮捕
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040526i105.htm
国際テロ組織「アル・カーイダ」関連組織の幹部、リオネル・デュモン容疑者(33)が偽造旅券で入国し、新潟市内に潜伏していた事件で、警視庁や神奈川、新潟、群馬の各県警は26日、イスラム系外国人宅など関係先十数か所を一斉捜索、バングラデシュ人の通信関連会社「リョウインターナショナル」社長、イスラム・モハメッド・ヒム容疑者(33)=埼玉県戸田市=ら4人を電磁的公正証書原本不実記録などの疑いで逮捕した。
ヒム容疑者は、ドイツに出国したデュモン容疑者から国際電話で5回、連絡を受けており、警察当局は関係について追及する。アル・カーイダのメンバーとの接点が浮上した人物の逮捕は初めて。
逮捕されたのは、ヒム容疑者のほか、同社従業員のバングラデシュ人、アフメド・ファイシャル(26)=埼玉県川口市、入管難民法違反=、職業不詳のマリ人、カネ・ヤヤ(41)=東京都新宿区、同=、インド人の工員、サイアード・ナシール・サイアード・ガファール(32)=群馬県佐波郡東村、同=の3容疑者。
調べによると、ヒム容疑者は昨年7月、神奈川県横須賀市の米海軍横須賀基地前に関連会社を設立した際、すでに出国していた外国人女性を代表取締役に選任したとする虚偽の取締役会議議事録を添付、法人登記した疑い。
また、アフメド容疑者は1997年1月下旬、韓国から船で密入国し、カネ容疑者は89年に入国後、ビザの期限が切れた後も国内に不法滞在した疑い。ガファール容疑者は99年9月に入国後、在留期間が過ぎて不法に滞在していた疑い。
ヒム容疑者は1995年11月に来日すると、日本人女性と結婚し、永住権を取得。98年に設立した通信関連会社は、国際電話用プリペイドカードの販売で軌道に乗り、民間の信用調査会社によると、昨年の売上高は約8億円にも上った。警察当局はこうした資金の流れについて詳しく調べる。
また、ヒム容疑者は来日後、年数回、マレーシアやフィリピンに出かけており、渡航目的についても調べる。
ヒム容疑者との関連が浮上しているパキスタンのイスラム原理主義政党「ジャマティ・イスラミー」は、逃走中のアル・カーイダのメンバーを何度もかくまっていたことが判明。昨年3月、党地方幹部宅に潜伏中に逮捕された米同時テロの主犯格、ハリド・シェイク・ムハンマド最高幹部は、米当局に「日本で行われたサッカーw杯に合わせ、日本でテロを起こそうとしたが、基盤がなかった」と供述している。
(2004/5/26/14:37 読売新聞 無断転載禁止)
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ヒム容疑者、米海軍基地の正面に事務所
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040526i505.htm
「アル・カーイダ」関連組織幹部と接点を持つ男は米海軍横須賀基地前に事務所を構え、自在に活動していた――。新潟市に潜伏していたリオネル・デュモン容疑者(33)の関係先に、警察当局が26日、一斉捜索に踏み切った。神奈川県警に逮捕された在日バングラデシュ人は急成長を遂げる会社の経営者として忙しく働きながら、デュモン容疑者から頻繁に電話を受けていた。ビジネスマンの顔の裏に、テロリストの支援者という顔もあったのか。警察当局の本格的な追及が始まった。
逮捕された通信関連会社社長イスラム・モハメッド・ヒム容疑者(33)はバブル崩壊後の1995年に来日し、98年7月に通信関連の代理店業務を目的にした会社を設立。昨年7月には、米軍横須賀基地前のビルにも関連会社を設置し、事業を拡大した。
関連会社は米海軍横須賀基地の目の前にある6階建ての雑居ビルの1階。各部屋からは基地を見渡せる。
イスラム過激派組織の攻撃対象とされる米軍基地の前に、ヒム容疑者の事務所があることに捜査当局も関心を寄せている。神奈川県警の捜査員数人は午前10時20分ごろ、ここへ捜索に入った。
ビル所有者の男性(72)は「事務所の契約に来た男はいつも不在で、フィリピン人らしい女性が3人ぐらい詰めていた」と言い、「アル・カーイダとの関係が言われるような会社とは知らなかった」と驚いていた。
ヒム容疑者の会社が業績を伸ばしたのは国際電話用プリペイドカードの販売を始めた2001年。東京・秋葉原の雑居ビルにも支店を置き、ここを拠点に法人や小売店と取引を重ねた。前年に4000万円だった売り上げは9倍の3億5000万円に跳ね上がり、昨年は約8億円にまでなった。
警察当局の調べでは「会社の資金の流れに不透明な点が多い」(捜査幹部)といい、こうした資金を本国に送金し、イスラム過激派の活動資金に充てられていた可能性もあるとみられている。
JR秋葉原駅近くにある支店と埼玉県戸田市にあるヒム容疑者の自宅にも午前8時ごろ、捜査員が相次いで捜索に入った。支店があるビルの関係者によると、中東系の外国人男女4、5人が頻繁に出入りし、ビルの前で携帯電話で連絡を取る様子が目立ったという。
同じビルの1階で印鑑店を経営する女性(74)は「日本語が上手で感じの良い人だった。テロ組織の関係者かもしれないなんて信じられない。こわいですね」と表情を曇らせていた。
日本に入国していたアル・カーイダ関係者は、新潟市に潜伏していたデュモン容疑者のほかに、98年にドイツで拘束された武器調達役の幹部とされるモハメド・ハリド・サリム容疑者が東京・秋葉原で無線機約1000台を購入していたことがわかっている。この無線機は、95年6月に起きたエジプト大統領暗殺未遂事件の犯行グループのアジトから発見されている。
(2004/5/26/15:19 読売新聞 無断転載禁止)
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イスラム・ネットワーク拡大、テロ組織の侵食防げるか
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040526ic12.htm
先月上旬、警察庁警備局で開かれた関係県警の捜査会議。日本警察が、デュモン容疑者の国内潜伏を1年余りも許していたことに対し、米国を始め先進諸国の情報機関が「極めて憂慮すべき事態」と懸念を伝えてきたことが明らかになると、会議室は重苦しい雰囲気に包まれた。
自衛隊のイラク派遣が決まった昨年夏以降、日本警察は、国際テロの重点対策として、「テロリストを入国させない」「拠点を作らせない」「狙われる施設の徹底した警戒」――の3点を中心に進めてきた。しかし、デュモン容疑者が新潟を中心に関東各地で活動していたという事実は、3点のうち2点までがほとんど実効性を持たなかったことを示す結果になった。
日本に滞在するイスラム系外国人は約9万人に上るとされ、国内の他の外国人コミュニティーに比べると、決して多いわけではない。しかし、中古車販売ビジネスなど国内に経済基盤を築き上げている外国人も少なくなく、「ハワラ」と呼ばれるイスラム社会独特の現金決済システムも、日本各地に広がっているとされる。すでに「ヒト、モノ、カネ」の強固なネットワークが定着していることは間違いない。
今回、偽造旅券で入国したデュモン容疑者は、国内に根づき始めたイスラム・ネットワークを、テロ組織の支援基盤として利用しようとしたのではないか、との疑いが指摘されている。
入管当局によると、最近は来日後に日本人女性と結婚し、定住資格などを取得する外国人が急増している。テロリストがこの手を使って国内の滞在を続けた場合、米同時テロ以降、警察当局が徹底している「あらゆる法令を駆使した不審者の摘発」(警察幹部)の手法も難しい。
今回の事件を受け、警察庁は、旅券にバイオメトリックス(生体認証)を導入するなど関係省庁に本人確認の徹底を強く要請した。
ただ、水際対策の強化を図るだけでは、国内に広がるイスラム・ネットワークが国際テロ組織に侵食されるという事態は防げない。
「国際的に著名なテロリストを入国させてしまったことで国際社会からの批判も免れない」。同庁幹部もそう語った。
日本は早急に、新たなテロ対策を打ち出す必要に迫られている。
(2004/5/26/15:24 読売新聞 無断転載禁止)
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デュモン容疑者、新潟・長野・群馬などに足取り
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040526ic13.htm
デュモン容疑者の約250日間に及ぶ国内潜伏の足取りは、警察当局の捜査で解明されつつある。
デュモン容疑者の最初の入国が確認されたのは2002年7月17日。シンガポールから成田空港に到着した。その後、3か月の短期滞在ビザが切れる前の10月5日、マレーシア・クアラルンプールに向けて出国。以後も1回の滞在期間を60―70日間に抑えて出入国を繰り返していた。
国内潜伏中は、新潟市内のマンションで生活し、新潟東港近くの中古車販売業者に出入りし、海外に輸出する中古車を運ぶ仕事などをしていた。一時は、群馬県高崎市にも住んでいたほか、中古車販売などに関係して、長野や埼玉県内にも足を運んでいた。さらに、イスラム系外国人が集まる群馬県伊勢崎市のモスク(礼拝所)や輸入食品販売店などにも顔を出していたことが確認されている。
(2004/5/26/15:34 読売新聞 無断転載禁止)
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「デュモン容疑者、数か所に送金」…捜索受けた知人
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040526ic11.htm
デュモン容疑者の電話を受け、群馬県高崎市の自宅の捜索を受けたアルジェリア国籍の中古車販売業の男性(37)は、読売新聞の取材に次のように答えていた。
――デュモン容疑者を知っているか。
「知っている。彼は日本で会った仲間で一番信用できる男で、ふだんから連絡を取っていた。帰国する直前の去年の夏には『妻のいるドイツで安定した生活を送りたい』と言っていた」
――デュモン容疑者はどんな仕事をしていたのか。
「新潟でタイヤや車の部品を扱う仕事をしていた。勤務先の社長や自分が買い付けた車を新潟に運んでいた」
――送金先は。
「ドイツにいる妻のほか、数か所に送っていたようだ。中古車の代金として、私にも送金していたことがある。彼は『自分のためより、海外に送るために働いている』と言っていた」
――モスクにも出入りしていたそうだが。
「モスクでは、フランス国籍でイスラム教であることにみんな興味を持ち、優しくしていた。アル・カーイダというそぶりは見えなかった」
(2004/5/26/15:57 読売新聞 無断転載禁止)
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新潟潜伏・デュモン容疑者、再審まで数か月…仏裁判所
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040526i213.htm
国際テロ組織「アル・カーイダ」関連組織の幹部で、2002年7月から1年余り新潟市内に潜伏していたことが分かったフランス人のリオネル・デュモン容疑者について、身柄が拘置されている仏北部ノール県ドゥーエ裁判所の当局者は26日、逮捕先のドイツから身柄移送を受けた後、「再審判の準備を進めており、開始まで数か月かかる見込み」と述べた。
同容疑者は1996年、輸送車襲撃犯として逃亡中のまま、ドゥーエ重罪院で終身刑を言い渡された。(パリ支局)
(2004/5/26/22:24 読売新聞 無断転載禁止)