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@朝首脳会談の結果について(共産党HPより)
2004年5月22日 日本共産党書記局長 市田忠義
一、今回の小泉首相と金正日国防委員長との会談のなかで、2002年9月に締結された「日朝平壌宣言」が、日朝関係の基礎として再確認され、拉致問題や核・ミサイル問題、人道援助問題などの一定の合意がみられたこと、そして国交正常化交渉への前進の方向が確認されたことを歓迎する。
一、拉致問題では、地村さん夫妻、蓮池さん夫妻のご家族が、小泉首相一行とともに帰国の運びとなったことを喜びたい。曽我さんのご家族の問題は、よくご家族で話し合って、希望のもてる解決を見いだしていただきたいと思う。安否不明者の問題など残された問題は、再調査が約束されたとのことだが、日本側も納得のできる解決に達することをめざして、日本政府自身の努力を希望する。
一、懸案の諸問題を一つひとつ解決しながら、また六カ国協議を通じての核問題の解決を達成しながら、「日朝平壌宣言」を基礎に、両国間の国交正常化を実現することは、日本の今後の平和と安全のうえでも、日本のもっとも身近な生活環境である北東アジアの平和と安定を実現するうえでも、重要な一歩となる。
日本共産党は、日朝間の諸問題を、平和的な交渉によって、道理ある形で解決することを一貫してめざし、そのために努力してきた政党として、今後とも力をつくすものである。
http://www.jcp.or.jp/sintyakup/2004-0522_danwa.html
@世論は小泉を批判し、「左翼」と思われる人が評価している
2002年の日朝首脳会談と同じ奇妙な現象が日本で起きています。
イラク戦争に自衛隊を送り、北朝鮮への全面戦争を準備している小泉政権のアジア外交に対して、好戦派に取り込まれた家族会らが猛反発している中で、世の中では「左翼」だと思われている共産党や社民党がこれを肯定的に評価しています。
しかしいったいなぜ小泉が訪朝したのか?共産党は何も語りません。小泉政権が有事立法の成立と一体で訪朝しているにもかかわらず、そのことには何もふれないで、あたかも小泉政権が北東アジアに平和をもたらそうとしているかのようです。ソ連型「社会主義」と軍事大国化に突き進む日本資本主義との「平和共存」こそ、日本「共産党」と小泉政権との平和共存を願う、日本「共産」党の幻想の現れだと思います。
共産党は6カ国協議も肯定していますが、アメリカが6カ国協議をもって、北朝鮮への核放棄決議→核査察から武力行使へ、の枠組みに中国とロシアを巻き込もうとしていることをまったく無視しています。
アメリカや日本政府が、アジアをめぐって何をしようとしているのかを指弾しないで、小泉訪朝を諸手をあげて歓迎することは、有事立法の成立にかけた小泉政権の意図もあやふやにする誤った見方だと思います。