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(回答先: 【Asahi 13:08】日朝首脳会談が終了 金総書記、拉致問題にも言及 投稿者 木田貴常 日時 2004 年 5 月 22 日 13:29:38)
日朝首脳会談が終了 迎賓館に家族数人
http://www.sankei.co.jp/news/040522/sei056.htm
平壌市郊外の大同江迎賓館で会談する小泉首相と金正日総書記=22日午前(代表撮影・共同)
会談前に金正日総書記と握手する小泉首相=22日午前11時、平壌市郊外の大同江迎賓館(代表撮影・共同)
小泉純一郎首相は22日午前、政府専用機で平壌国際空港に到着、平壌市郊外の大同江迎賓館で、金正日総書記と約1時間半会談した。金総書記は冒頭、「国交正常化を成功させる意思と抱負を持ってあらためて訪朝したことをうれしく思う」と首相の訪朝を歓迎した。首相は、拉致被害者家族の8人全員を同日中に日本に連れて帰りたい考えで、安否不明者の詳細な再調査も要求、こう着状態の拉致問題の打開を迫った。首相の訪朝は2002年9月17日以来2回目。
日本政府筋によると、拉致被害者家族とみられる数人が迎賓館に現れ、確認作業を急いでいる。首相は出発に先立ち、羽田空港で「8人の家族が帰国できるよう全力を尽くす」と決意を表明した。
家族の帰国・来日問題をめぐっては、曽我ひとみさん(45)の夫で元米兵のジェンキンスさん(64)が、米国から脱走罪で訴追を受ける可能性があるため、来日に難色を示しているとの指摘も出ている。平壌で小泉首相か、同行の山崎正昭官房副長官が直接面会し、説得することを検討している。
首相は首脳会談で、北朝鮮が「死亡した」などと説明している他の拉致被害者10人についても期限を切って再調査と情報提供を求めたとみられる。核問題では「関係諸国間の対話を促進し、問題解決を図る」とした日朝平壌宣言の履行を確認した上で、「検証可能で後戻りできない完全核放棄」を主張、国際社会の懸念を解消するため6カ国協議に積極的に対応するよう促す。
被害者家族の帰国・来日問題などが進展すれば国交正常化交渉を再開する意向を表明、列車爆発事故への追加支援に加え、人道支援として国連の機関などを通じた25万トンの食糧支援や10億円規模の医療支援を行う方針も伝えたとみられる。
首相は首脳会談後に平壌市内で記者会見する。家族が帰国する場合は、政府専用機の予備機を利用。22日夜、東京都内のホテルに待機する地村保志さん夫妻ら両親と1年7カ月ぶりに再会する。首相もホテルを訪ね同席する。(共同)
◇
≪日朝首脳会談の出席者≫
日朝首脳会談の出席者は次の通り。
【日本側】小泉純一郎首相、山崎正昭官房副長官、田中均外務審議官、薮中三十二外務省アジア大洋州局長
【北朝鮮側】金正日総書記、姜錫柱第一外務次官(共同)
■姜錫柱第一外務次官 1939年8月、平安南道平原生まれ。87年から北朝鮮の第1外務次官。91年9月、韓国と北朝鮮が国連に同時加盟した際、国連総会で加盟受諾演説。93年から北朝鮮の核問題をめぐる米国との高官協議首席代表を務め、94年10月、米朝枠組み合意に署名した。2000年10月、趙明禄・国防委員会第1副委員長に同行し訪米。金正日総書記の側近として知られ、02年9月の日朝首脳会談に同席。今年2月の日朝高官協議にも出席した。(共同)
(05/22 13:05)