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米英伊日軍、イラクからの引き上げの可能性??(エル・ムンド)
本日(5月15日)のエル・ムンド紙(電子版)からです。
●『もし将来のイラク暫定政府が望むなら、米・英・伊・日軍は引き上げる
:可能性は極めて少ないが』
(ワシントン)
米国、英国、イタリア、日本の外相は、6月30日に発足するイラクの新政府がもし要求するなら、当然その可能性は極めて少ないが、それぞれの軍を引き上げる、と発表した。一方、フランス、ロシア、カナダの外相は、ワシントンのG8会議で、イラクの再建に参加を希望するが軍を派遣する意志は全く無いことを示した。
「イラクにフランス軍は、明日もあるいはそれ以降も存在しないだろう」フランスの外相ミシェル・バルニエルは報道関係者との懇談で語った。ロシアの外相セルゲイ・ロブロフは、モスクワはイラクに軍を送りたくないと強調し、一方、カナダのビル・グラハムはオタワもやはりカナダ軍の派遣の意志が無いことを示した。
米国の国務長官コリン・パウエルは「もし暫定政府が『自分たちで何とかできるからそのほうがよい』と言うのなら、我々は出て行くだろう」と断言した。
その数時間前に、イラク暫定統治機構代表の米国人ポール・ブレーマーが、可能性はほとんどないが、と強調しながらも、6月30日以降に将来のイラク政府の要請があればイラクから出て行く可能性を示唆した。
「もしイラク暫定政府が我々に要請したなら、我々は出て行く。そんなことがあるとは思わないが、もしあれば我々は望まれていない国には居つづけないだろう」ブレーマーはディヤラ地域の代表者との会合で述べた。
米国は、6月30日にこの国の主権が確立され次第、相当数の軍を引き上げる予想を立てている。この問題は住民と性次期あの間で議論と批判を引き起こしている。彼らの一部は効果的で完全な見通しがないことを指摘している。
http://www.elmundo.es/elmundo/2004/05/14/internacional/1084567662.html
当然そんなことは起こりえない事態だ、ということを前提にしてでしょうが、あるいは、いったんイラクを「手薄」にしておいて内紛をあおり、どうにもならないということで今度は国連かNATOあたりが主体になって介入する、という作戦でもあるのでしょうか。いずれにせよアメリカとしては、中南米もぼちぼち気になっているはずですし、様々な手順の可能性を考えているのかも知れません。
それにしても日本の外相もそんなことを言ったのでしょうか。関連する情報があれば教えてください。