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2004年 5月14日 金曜日 □□□□ □■ (転送歓迎)
[飛耳長目録]
☆ナジャフの墓域で戦闘が激化/ラムズフェルドin Baghdad
ロイター通信(英) 5月14日 英字報道から抄訳
☆イラクでは心と精神を獲得する戦いに敗北している
インディアナポリス・スター 5月13日 英字報道から訳
・その他; 「ジュネーブ条約に違反」 米国防副長官が認める
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☆★Battle rages among ancient Najaf tombs
古代ナジャフの墓域で戦闘が激化
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ロイター通信(英国版) 2004年5月14日 金曜 10:48
http://www.reuters.co.uk/newsPackageArticle.jhtml;jsessionid=0XJRTAP2DCPRCCRBAEKSFEY?type=worldNews&storyID=510669§ion=news
ナジャフ発: アメリカ軍はイラクの聖職者サドル師との戦闘を強め
た。最初にナジャフの広大な墓域に戦車を進め、その墓域内にある
ゲリラの陣地を砲撃した。聖都カルバラの近くでもサドル師の民兵メ
フディ軍との衝突があった。
夜が明けてのち、少なくとも3台の米軍戦車がナジャフの墓域に深く
進入した。そこは世界中のシーア派教徒が、市内の神聖な寺院を眺
めるところに埋葬したいと願う場所である。
彼らはサドル師のゲリラが陣地と疑う地点を砲撃した。聖都の端に
ある米軍陣地を攻撃して逃げる作戦を展開するために使われていた
という。砲弾が墓地で破裂したとき、白煙が立ちのぼった。
ゲリラ側はモスリム(イスラム教徒)の礼拝日である金曜日にロケッ
ト弾と迫撃砲で反撃した。
米軍指揮官は、サドルが非難しているイマーム・アリ寺院を含めて、
聖地に侵略するつもりはないと語った。しかし彼らは今週、「違法な民
兵」は解散しなければならず、イラク南部の戦闘が1ヶ月以上にもなっ
て忍耐は限界に達していると述べた。
銃撃と爆発の音は市内の他のところからも聞こえた。
カルバラでは、市内の最も神聖な建物から1キロに陣取るアメリカ
軍が、住民にその地域から離れているように拡声器で呼びかけた。
ヘリコプターからはサドルに降伏を求めるチラシがまかれた。
◆ラムズフェルドの反撃
収容者虐待スキャンダルはイラク人のあいだでアメリカの信用を切
り刻んだ。かなりの者がアメリカの統治はサダム・フセインよりもよい
かどうか疑っている。
ラムズフェルドは木曜日の突然のアブ・グレイブ刑務所訪問で、「大
部分のアメリカ人と同じように私は唖然とした。ボディー・ブローだ(の
ように効いている/訳者)」と語った。
だがラムズフェルドは、ブッシュの大統領再選を脅かすスキャンダ
ルをめぐって、彼の辞任要求が出ているのを受け流した。
ブッシュが署名した命令書は、6月30日に主権移譲されたあと、イ
ラクにおける米軍の作戦の大部分は指導的役割が国防総省から国
務省に引き継がれると書いている。外交官たちは、このことでアメリカ
の占領に反対していた同盟国がイラク再建事業に参加しやすくなると
期待している。今週署名された命令書は木曜日に公表された。
ラムズフェルドとブッシュその他の指導部は、虐待スキャンダルで引
き起こされたダメージを、事件で告発されている予備役の憲兵7人に
限定しようとしている。
しかし赤十字などは、彼らがペンタゴンに対して、何ヶ月も前からイ
ラクの組織的拷問について警告してきたと主張している。赤十字の新
しい報告書は、グアンタナモでの拘束者の処置についてもアメリカを
批判している。
アメリカの民間人ニック・バーグがイラクでアルカイダらしきグループ
に首を切られ、彼らは虐待への報復だと言った。バーグの父親がさら
にブッシュにプレッシャーをかけた。
「息子はジョージ・ブッシュとドナルド・ラムズフェルドの罪をかぶって
殺された。政府がそのようにしたのだ」とマイケル・バーグは言った。
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●イラク人虐待: ジュネーブ条約に違反 米国防副長官
毎日新聞 5月14日 13:19
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20040514k0000e030065000c.html
【ワシントン和田浩明】ウルフォウィッツ米国防副長官は13日、上院
軍事委員会の公聴会でイラク人収容者虐待問題に関して証言し、そ
の尋問手法の一部が戦時の拘束者の人道的扱いを定めたジュネー
ブ条約に違反する、との見解を示した。ブッシュ政権高官による同条
約違反への言及は初めてとみられる。 民主党のジャック・リード議
員の質問に答えた。
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☆★Battle for hearts and minds is being lost in Iraq
イラクでは、心と精神を獲得する戦いに敗北している
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インディアナポリス・スター 2004年5月13日 by ピアM.アトラス
http://www.indystar.com/articles/1/145892-5631-021.html
首尾よくイスラム系のテロと戦い、彼らへの大衆的な支持を減退さ
せることは、軍事力をはるかに超えたものが要求される。モスリム世
界の「心と精神」を獲得するために、十分に発達した作戦と洗練され
た国民外交、他国との協力ということも不可欠のものだ。われわれは
武器による戦闘と同じくらいに映像とシンボルの戦争を戦っており、
全世界が見守っている。
一枚の写真が千の言葉を物語るという決まり文句は、ビデオテープ
と24時間の衛星ニュース・チャンネルの前に、前世紀に作られた。今
日では、若干の映像によってあらゆる説明の言葉が抹消されること
があり、世界の目から一つの国民の信頼が損なわれてしまうこともあ
る。
自由と民主主義と人権を尊重してきたアメリカの価値観は、ジョー
ゼフ・ナイが「ソフト・パワー」と呼ぶものをわれわれに提供する。しか
し、われわれは自分の傲慢さと誤った軍事力(すなわちハード・パワ
ー)の使用によって、みずからの説得力を失いつつある。
そして、これはサダム・フセインの刑務所だったアブグレイブで暴走
することを認められた(あるいは奨励された)少数のサディスティック
な兵士と民間人の、堕落した行為のせいとばかりは言えないのだ。
大部分のアメリカ人が自宅のテレビでは見てない多くの映像が存在
する。しかしその映像は、われわれが心と精神を獲得する戦いにお
いて、獲得目標としている地域の人々に見られている。
彼らはアメリカ兵が土足でモスクに入り込み、占領に批判的な新聞
が閉鎖されるビデオを見ている。4人のアメリカ人が殺されて以後の
数週間、彼らはアメリカ軍の軍事行動で殺され、不具にされるファル
ージャ市民の何千という映像を見ている。
映像による戦争では、病院のベッドに横たわる手足を失ったイラク
の子どもの写真が、記者会見で説明されるいかなる言葉をもかき消
してしまうのである。
われわれはモラルを優先させる雰囲気をもってムスリム世界に近づ
くが、しかしイラクとグアンタナモの収容所における措置は、われわれ
の信頼というものを激しく傷つけている。
伝えられるところでは、政府はアブ・グレイブでの犠牲者に金銭的な
補償を提供することを検討しているという。だがモスリムの男性がみ
ずからの国において、非モスリムの外国人男女の手で性的に辱めら
れ拷問されたことによって尊厳が損なわれた事実は、お金では補償
できないだろう。この混乱の解決を金銭で買えるという、まさにその考
え方がわれわれの傲慢さと無知を知らせる合図なのだ。
われわれの抑圧的な行為が、普通のイラク人の感情を変化させて
いる。その良い例はイラク人商人アッバス・メフディ(51歳)のエピソ
ードであり、それは先週の『ニューヨーク・タイムズ』で詳細が報道され
た。あまりセンセーショナルではないだけに、おそらく、より典型的な
行為となった。アメリカ兵が12月にメフディの自宅に押し入り、銃器を
彼と妻、子どもに突きつけ、その後、彼に黒い袋をかぶせて引き立て
て行ったのだ。
彼らは家を探しまわって、その庭に隠されていたロケット・ランチャ
ー(ロケット弾の発射装置)を発見した。彼の話では、土地の所有者
が彼を立ち退かせようとして埋めたものだった。
米兵は彼を激しく殴りつけたため、彼は刑務所から解放されたあと
三日間入院しなければならなかった。
メフディは言った−−「俺はアメリカ人がこんなことをすると思わな
かった。彼らは教養のある国民だ。アメリカ人が来たとき俺は嬉しか
ったよ。『民主主義になる。俺たちは自由を手にするんだ』と話したり
もした」。
彼は自分を逮捕したアメリカ兵に、「お前が敵を作ってるんだぞ。お
前が愛を憎しみに変えたんだ。なぜお前は俺に憎まれることをするの
か?」と言った。
悲しい皮肉ではあるが、もしわれわれがイラクで成功をおさめたい
なら、メフディこそまさしくわれわれが支持を得るよう獲得しなければ
ならない種類の人物である。
自由と民主主義、そして法の支配を強調するわれわれの言葉は、
ますます空虚に響いている。イラクにおいてわれわれが自らに負わせ
た傷の最終責任は、兵士にではなくて傲慢不遜に中東に手出しした
政府にある。仮にアラブのイスラム教国を侵略し占領するうえで慎重
な選択があったとしても、アラブとモスリムが考えることに驚くほど無
関心だったのは政府である。
2000年の大統領選挙キャンペーンでは、ジョージ・ブッシュは「もっ
と謙虚な」外交政策を公約していた。そのような謙虚さはまだ実行さ
れていない。その替わりに、われわれは以前には怒りと遺恨が存在
しなかった地域に、怒りと遺恨を植えつけ、そうして自分たちの敵に
弾薬を提供するようなことをしている。
われわれはイラクでもそれ以外のところでも、心と精神を獲得する
戦いに敗北しつつある。
(アトラスは聖母マリア大学のフランシスコ会グローバル研究
センターの管理者であり、政治学助教授である。)
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