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Re: サッカー青年19人の警察襲撃、つかめぬ動機 タイ(朝日新聞)集団催眠?それともカルト洗脳??
http://www.asyura2.com/0403/war54/msg/776.html
投稿者 彼方 日時 2004 年 5 月 06 日 18:01:35:BWi4h0uQkz/76
 

(回答先: サッカー青年19人の警察襲撃、つかめぬ動機 タイ(朝日新聞)集団催眠?それともカルト洗脳?? 投稿者 天地 日時 2004 年 5 月 06 日 07:37:56)

天地さん、こんにちは。

南部はここのとこ不穏な感じになっているようです。スラタニより
南は危ないと言っている人もいるような感じです。

イラクのことやそれに関係するイスラム原理派(適切な用語でない
かもしれませんが)の影響、そしてタイのイラク派兵にも関係する
のでしょうが、このような事件に関わる人が出てきたのは、ここの
ところタイの経済が上昇中で、その結果貧富の差がまた開いてきた
ことが原因の一つではないかと感じています。

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◆イスラム原理主義、タイ南部に浸透か?◆

Osamu Terao  


2004/04/29  BBC World News
  イスラム原理主義、タイ南部に浸透か?
  タイ南部で4/28日早朝に発生した襲撃事件にはいくつか奇妙な点がある。先ず第一に襲った側の大半が非常に若い集団だったこと。彼等が使った武器がナタやこん棒という、およそ近代装備とはかけ離れた原始的なものだったこと。そして彼等の多くが黒いイスラムの戦闘服を身にまとっていたことなどである。

そして報道されたように死亡者の大半は襲われた側でなく、襲った側に出ている。同日の朝日では「集団側の30人以上が死亡した」となっているが、実際にはリンクのBBCにあるとおり「107 attackers killed by the security forces 」の方が正しいようだ。対して警官側の死者は5人。

タイ政府が事前に情報を得て警戒していたにせよ、あまりに無謀(粗雑?)な襲撃計画で、しかもそれが南部3県、10ケ所以上で同時に起きている。誰かが裏で糸を引き若者の無知と宗教的な情熱・純粋さにつけ込んで彼等を扇動、多数の犠牲者が出ることを承知のうえで強行させた、というのが実態ではなかろうか。

犠牲者には当然家族・親戚がいる。そして彼等も又イスラム教徒。死亡した襲撃メンバーの親族にしてみれば「私の息子、兄弟はタイ政府によって殺された…」がどうしても第一義的心象として心に焼き付いてしまう。そして宗教指導者が彼等を殉教者としてたたえ、その一方で政府を殺人者として非難する。

言わずもがな「(ムスリム同朋を守る)ジハード戦士」の誕生である。タイ政府の公式見解は「襲撃は武器密輸業者による強奪目的のもの…」としている(*注1)が、上記のような背景を考えてみればBBCにある「some analysts have voiced concerns that Wednesday's attackers could have links to militant groups outside Thailand」という見方の方が現実的と思われる。

もちろん政府の公式見解はタイの観光産業に対する配慮からだろうが、逆に襲撃側にとってみればここに打撃を与えれば「大きな戦果」ということになる。問題はこの事実から演繹される結論で、だとすれば「次のターゲットは何か」という点である。

もっとずっと襲撃が簡単で、おそらく自分達の側に犠牲者が出ない相手、そう(異教徒である)観光客が狙われる可能性が「大」なのだ。事件後、タイ政府は秘密裏に議会を召集し直ちに数百人規模の増援部隊の派遣を決定した。

これなど事件の実際を掌握しているが故の予防策と見るべきだろう。同時に住民に対しては「これは無法者達を征伐するためでイスラム教徒を抑圧するためのものではない」との公式声明も出している。このGW、タイ南部へお出かけの方はこの点くれぐれもご注意の程(*注2)…。


注1:
産経にはかなり詳細な報道があるが、ひっかかる点もある。「警察当局者によると、襲撃犯の若者の多くが麻薬や覚せい剤を服用していたという」くだりはその一つで、麻薬、特にタイ国内で問題にされているエクスタシー、ヘロイン、大麻などはいずれもマイナー・トランキライザーだから、「今から戦いに行く」というのに服用するというのはおかしい。

逆に覚醒剤系なら理屈には合うが、これは薬が効いている時はシャッキリして活動的になる一方、切れた後の疲労感、脱力感は並でない(逃げ切れなくて捕まってしまう)。こうした点を考えるとむしろ国民の支持の強い麻薬撲滅(特に若者)運動を利用して事の沈静化と世論の支持を得るための政治的な色彩の強い誘導ではなかったかと思う。

注2:
今回の戦闘において特徴的(タイ式?)な点は襲撃グループが治安部隊に追われてモスクに逃げ込んだものの、治安部隊は何等ためらうことなくそのモスクを攻撃してほぼ全員を射殺したという点である。

タイ人を知る人ならおそらくピンとくるだろうが、彼等は普段はとても柔和だが一旦カッとなって頭に血がのぼるとほとんど手がつけられない程非理性的になってしまう。以前、JICAの青年協力隊の方から聞いた話では「動物的本能で衝動的に行動する」のだそうである。

当然、銃があれば簡単に相手を殺害してしまう。数年前、ビルマの反政府ゲリラがバンコクの病院に人質をとって立てこもる事件があったが、この時も特殊部隊がスキをみて病院内に突入した。

小規模な戦闘の後、ゲリラ(多くはビルマの学生達)は降伏したが、治安部隊は服を脱がせ(遺体を捨てる時、身元が判らないようにするため)一人づつ膝まずかせた状態で後頭部に一発づつ撃ち込んで全員を射殺する。

その後、遺体は軍が全て運び去ってしまったため、証拠だてる具体的な物証は何一つ残らず(前記は人質となっていた病院関係者の証言)、タイの世論は「よくやった」、「人質に大きな犠牲が出なくて良かった」一色で、処刑された彼等ゲリラに同情する声はほとんど聞かれなかった。

おそらくは今回、モスク内でも同様な行為が行われたのではないかと推測される。この点、同じ人質として捕らわれた場合でも、あくまでも人質の人権・人命に配慮してくれる米軍とは一味も二味も対応が違うので(万が一、事件に巻き込まれるような事態になった場合には)相当な覚悟が必要な点、強調しておきたいと思う。

  http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/3666981.st

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107人の反乱軍殺傷-トラップタイ
http://www.lookthai.com/jp/info/tplrebeldie107.HTM

今年1月4日に起きた武器庫襲撃事件と同じ襲撃事件が起きました。今まで政府は後手に回って犯人に逃げられ続けていましたが今回は準備万端、半日で鎮圧してしまいました。
タイ南部、ヤラ、パッタニー、ソンクラ県でタイ治安部隊は反乱軍と銃撃戦になり反乱軍107人が殺傷した。タイ治安部隊は警察と軍隊からなり、反乱軍はとほとんどが20歳未満の軍事訓練された若者だったと言うことだ。28日はタイ南部で歴史上一番の血を流した日になってしまった。
国家治安副指令のパンノップ将軍は反乱軍が逃げ込んだクルセ.イスラム寺院に攻撃命令を出し32人殺傷した。彼はすぐに南部タイからバンコクへ出頭するように命令された。

治安部隊と反乱軍と衝突は28日4AM3県で起きた。銃やナイフで武装した小グループが7箇所のタイ政府部隊を襲撃した。彼らは警察と軍隊の武器を狙い、保管してある基地を襲撃したのだ。

しかしすでに襲撃に万全を期していた政府軍は1時間内で反乱者70人を倒した。ヤラ県の戦闘で反乱者の多くが倒されている。

目撃者の話によれば反乱軍は15〜20歳の若者で黒いロングスリーブのシャツをまとい軍隊用のカモフラージュ.ズボンを履いていた。そして彼らは警察や軍隊の基地へ車やモーター.バイクで乗りつけた。彼らは銃やナイフを手にもち大胆不敵な顔でマレー語で叫んでいた。「開放のときは来た。我々の神は他には居ない。神のために死のう。」

この血の衝突はパッタニー県のクルセ.イスラム寺院を治安部隊が催涙ガスやロケット砲で攻撃し2PMごろ終結した。チャイシット将軍はすべて正常に戻ったと告げたがこの衝突で反乱軍側は107人が死亡、6人が重軽傷そして17人の逮捕者を出した。治安部隊も兵隊3人、警官2人が死亡し15人が重軽傷をおった。

反乱軍の武器はM16ライフル4銚、カービン銃2銚、M-79グラネード砲、拳銃4銚、手榴弾4個そして多数のナタやナイフであった。

チャイシット将軍は彼らは麻薬でハイになっていて血に狂ったように攻撃してきたと言っている。「私は彼らにこの無謀な戦闘をやらせた人物がいる事を確信している。このようなことが起こったことは悲しいこてである。我々は調和を懇願している。この問題を解決するためみんな協力して働かなければならない。」将軍は言う。

タクシン首相は今回の反乱軍は1月4日ナラティワット県で銃器400銚略奪事件を起こし4人の兵隊を殺害したグループと同じだと理解していると述べた。着用していた服や襲撃した方法が全く同じだったためだ。

またタクシン首相は宗教問題が南部タイの問題の根底には無いと確信すると言っている。先週ナラティワット県で70箇所の放火の罪で10人の若者が逮捕されたが彼らは強盗団であった。イスラム教徒たちも彼らの被害者であったからだ。

反乱軍たちは国際テロリストグループの一員ではなかった。「この地区の人はみんな死んだ反乱軍の顔を知っているし、誰の子供かも知っていた。これは反乱軍は南部タイに暮らしている地元の人間でテロと関係ないことを示している。」彼は言う。

また首相は反乱軍が使用したモータバイクやピックアップ.トラックが新車であることでこの襲撃に多額な金を支援した者がいるのではないかと疑っている。「反乱軍は我々の軍隊が以前のように弱体で、以前のように眠ったままで何もしないと考えていた。しかし我々は改善し、強くなっていた。そして情報局も多くの情報を掴んでいた。
我々はこの暴力の根を根絶しなければならない。それは宗教衝突や分離独立運動と全く関係がないと考えている。」首相は語った。

政府は今この反乱行動を裏で操作した首謀者の手がかりをもっている。しかし彼らが政治家なのか顔役なのか麻薬売人なのか語らなかった。

防衛省では軍隊を反乱軍とは言え同胞のタイ人に向けなければならなかったことを遺憾に思っていると言っている。そして正当防衛だと主張している。「我々はこの勝利を喜ぶつもりもないし、賞賛するつもりもない。なぜなら同じタイ人の多くの命が失われたからだ。しかし我々は南部問題の解決に向けて進んだと確信している。過去に我々は反乱軍グループに多くの人間を殺された。しかし今回は我々が彼らを撃ちまかした。我々はこの地区の暴力を終結させる正しい道を進んでいると確信する。」政府スポークス.マンは言っている。しかしながら彼ら聖戦の原因である分離問題に対しては何も語らなかった。


タイの新聞では「飛んで火に入る夏の虫」と書いてあるのもありました。政府は高い確率で襲撃を予想していたような書き方です。実際政府は放火のためにガソリンを多量に買っている若者の情報も掴んでいました。
今まで仲間を殺されて何も出来なかった警察と軍隊の鬱憤もあるかも知れません。多くを射殺してしまいました。クルセ.イスラム寺院に32人が人質を取り閉じこもったとき交渉なく攻撃して行きました。

この3ヶ月間、警察、兵隊ばかりでなく普通の人も反乱軍に殺され続けていましたが彼らは逃走が速く政府は何も出来ないでいたのです。されるがままにかなり苛立ちがあったと思います。そして政府は暴力行為を続ける政府反対分子の軍隊を潰したかったと思います。

ここでは反乱軍と訳しましたがタイ語新聞では強盗団となっています。これは宗教問題、分離独立という政治的問題にしたくないためだと思います。いづれにせと武器を奪いに来たのでしょうから間違いとは言えません。

今反乱軍の家族の取調べとが行われています。家族はほとんどが息子や夫がこのようなことをやるとは思っていなかったと言っています。またイスラム教のカンボジア人やミャンマ人が居たようです。この反乱軍の裏に誰がいたのか政府は分かっているようですが発表していません。

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