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(回答先: サッカー青年19人の警察襲撃、つかめぬ動機 タイ(朝日新聞)集団催眠?それともカルト洗脳?? 投稿者 天地 日時 2004 年 5 月 06 日 07:37:56)
その17.タイ南部警察派出所などへの同時襲撃事件
http://atfox.hp.infoseek.co.jp/xfile/2004/020.htm
2004/5/2
4/28早朝、タイ南部の警察派出所などへの同時襲撃事件が発生。パタニ県の一部で同日午後まで銃撃戦が続いた。
この事件で武装集団側の127人が死亡、4人が負傷、8人が逮捕され、治安当局側も4人が死亡した。
年初から相次ぐ南部の抗争事件では最悪の事態となった。 襲撃されたのはパタニ、ヤラー、ソンクラー3県の10カ所。
現場からは、手投げ弾、スパルタンナイフ、ナタ、突撃銃などが押収された。タイCH9
<疑われる第三者の関与>
最近、連続するタイ国内で起きる武装集団による事件には、いったい誰が指揮し、誰が資金援助をしているのだろうか?
彼らは、十分な訓練をされ、十分な資金を持っており、共通のイデオロギーも有しているという。
彼らの中には、「JI(ジェマ・イスラミヤ?)」と記したミドリのシャツを着た者もいた。
マレーシアから流入したテロリストが事件に関与しているというのだが、その見方が正しいとしても、その資金源も不明だ。
(特にタイ南部で起きている)反政府運動資金には、インドネシアやフィリピンなどから流れているという疑いもある。
去年、フィリピンで起きた将校の反乱事件などでは、将校らがフィリピン国軍やフィリピン政府が反政府組織に資金や武器を流したり、自作自演の偽装テロ事件を起こしていると訴えた。
さらに、インドネシアでは東チモールやアチェで、インドネシア国軍が武装グループと共謀し市民を殺傷している。
バリ島事件なども、フィリピンの幾つかのテロ事件と同じく、偽装テロの疑いも濃い。
タイ政府は、イラクでタイ軍がレジスタンスに攻撃されることがあると、イラクを撤退すると表明したばかりだ。
アメリカとしては、東南アジアの中核であるタイにイラク撤兵をされると、スペイン撤兵のとき起きたスペイン語圏の雪崩式に起きた各国撤兵の動きのように、東南アジア諸国がタイに続いて撤兵される可能性が高い。
今回の事件は、『今、イラク撤兵をすると地元の反政府組織にも弱みを見せることになる』、だから「テロに屈するな」「テロリストに弱みを見せるな」というメッセージが含まれているかもしれない。
さらに、現在、タイ政府は、タイ史上最も激しい麻薬撲滅運動を実施中だ。
麻薬は、かつてのアメリカのCIAがテロ支援&テロ活動資金を稼ぐために行ったイラン・コントラ事件などでも、明らかになったように、容易に多くの金を集められ、しかも表に出にくい麻薬は、今も世界各国の情報機関が資金稼ぎに利用している。
アフガニスタンは世界の麻薬生産地になっているが、アメリカやイギリスは麻薬撲滅を声高々に叫びながら、全くアフガニスタン麻薬撲滅に動いていない。
そして、タイ政府は、テロリストと麻薬の関係を疑っている。麻薬で稼ぐ組織や国家にとっては、タイ政府の国家を揚げた麻薬撲滅運動はウットオシイものだ。
タイにとって、今回のテロ事件は大きなダメージを受けた。
ちょうど観光シーズンに入る前の4月、タイのイメージダウンは観光業の受ける損失は大きい。
さらに、タクシン政権が積極的に推し進めている南部地域復興政策も、国内外の投資家らは投資に慎重にならざるを得ず、その総額は減少するだろう。
<政府見解>
タクシン首相は、襲撃は宗教上の目的ではないと述べた。イスラム教徒だけではなく、仏教徒も含まれていた。
さらに国際テロリストとも関係がないと語った。犯行グループは、最近、(麻薬で)逮捕された若者グループと関連していると思われる。
そして、首謀者については近々特定できるだろうとした。
チャイヤシット陸軍司令官、不穏な行動をとったのは「麻薬に冒された若者たちで、武装組織に無理やり引き入れられた。そして行動を行った」「軍としては殺すことなく逮捕したかった」と述べた。
チェッタ国防相は「タイ南部に歩兵2個部隊を送り込むという情報を得た武装グループが先制攻撃に出た」、遺体は近くの陸軍基地に運ばれ、家族等が引き取って行ったと述べた。
チャワリット副首相は、「暴動を首謀している者は、すでに特定できている」と述べた。
スラキヤート外相は「外国のテロリストとは無関係のタイ国内の不満分子が起こした犯行である」とした。
タイ最南部(ナラティワート県、ヤラー県及びパッタニー県)では、2004/1/4の軍基地襲撃事件以降、警察官等の公務員襲撃事件や爆弾設置事件が頻発。
3/27にはナラティワート県スンガイコーロクのカラオケ・バーの前に置き去りにされた盗難オートバイに仕掛けられた爆弾が爆発。約30人が負傷。
<PULOの警告>
4/29、タイ南部の分離独立を求めているパッタニ統一解放機構(PULO)は、同HPにおいて、BERSATU(タイ南部の分離独立を目指す諸勢力を統合して結成された同盟組織で、PULOも参加しているとされる)からとされる要旨以下の警告メッセージを掲載。
メッセージの信憑性については不明。
声明は、「政治的な不安定さから、現在、タイ訪問を計画している人々は、パッタニ・ラヤ地域(パッタニー、ヤラー、ナラティワート、サトゥーン、ソンクラー)及び近隣の地域(プーケット、パンガ、クラビ、パッタルン)を訪問すべきではない。」としている。外務省