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アメリカの管理下にある刑務所で行われている虐待、衝撃的な映像だが、明らかにおかしい。それは、虐待が行われている事ではなく(このぐらいのことが行われていることなど、簡単に想像がつく)なぜ、一番隠したいはずの行為が、写真や映像として、残されていたのか。
アメリカらしく、追求されている兵士は、すでに弁護士を雇っていて、彼らは、すでに、兵士たちの主張を、マスコミに語り始めている。
ー虐待は、上官の命令によって、行われていた。
ー刑務所の管理には、イラク統治委員会とアメリカ/イギリス軍だけでなく、民間の保安警備会社も参加している。
以上の事から解るのは、これは、計算され尽くした工作活動であることだ。つまり、イラク国民だけでなく、イスラム教徒すべてに、これまで以上にアメリカを憎悪させ(不可能なようだが、成功したようだ)煽動し、今の戦争状態を、維持するだけでなく、中東全体に拡大させる目的を持って、意図的に行われた「自作自演劇」である。
証拠として残っている写真や映像に写っているのは、すべて、下級兵である。もちろん、虐待に参加することに抵抗のない、良心のかけらもない人間たちだが、虐待行為そのものを、彼らが考案し、実行したとは考えられない。いや、上官が、拘束者とポーズをとることにより、自分の姿が記録されるという事に、まったく疑問を抱かない、最低限の知性にも欠けている人間たちを選んだはずだ(今のアメリカ軍では、引く手あまた、だったろう)。
そして、拷問のプロとも言うべき、元CIA/FBI工作員の民間会社員が、虐待のシナリオを書く。それは、イスラエルがパレスチナ人たちに行ってきた拷問のバリエーションとも言うべき、アメリカ人が見ているポルノグラフィを元に、馬鹿にも解りやすい方法を用いていた。拘束者に対しては、生命的な危険が伴う肉体的虐待ではなく(下級兵に自主的にやらせると、単に殴る蹴るぐらいのことしか思いつかないはず)イスラム教法に反した方法で、彼らに最大限の精神的な苦痛をあたえ、性格破綻させる作戦であった。
選ばれた下級兵が、そのシナリオを実行し、上官や民間人は、虐待行為を、克明に記録させる。最後に、時期を見計らって、証拠を、マスコミに流せばいい。もちろん、下級兵たちが、弁護士を雇ったといっても、軍事法廷が始まれば、公に反論できないし、すべて、彼らの「自己責任」にして、ごまかせばいい。すでに、ブッシュと最高司令官は、これらが、極一部の「非アメリカ的分子」で行われた行為であることを、記者会見で言っているではないか。そして、アメリカ以外で、そんな言い訳が通用しないことなど、もちろん計算済みであろう。世界中で、アメリカをもっと憎悪させ、偽造テロで緊張をあおり、イラク以外の地域に派兵することを、将来可能にする手段の一つである。
以上が、昨年から行われてきた「自作自演劇」である。しかし、自国の品位の低下とか、そういう些細なことは気にもかけない、そして、いかに馬鹿でも一応は自国民を、使い捨ての部品として簡単に見捨てる、欲望のためには手段を選ばない人非人たちではある。
最後に、この人非人たちは、小泉たちの世論操作を、注意深く観察していたに違いない。そして、日本人が、いかに洗脳されやすいか、感心したことであろう。近い将来、日本人を、アメリカが始める戦争の前線で、戦争犯罪行為の遂行者として活用するというのが、アメリカの意思だと思うので、今から忠告しておく。