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このところの米軍誤射説の議論は、車自体が本物か、走行中銃撃が本当か、という基本的な材料の押さえを抜きにしており、無駄な時間潰しの空論なり。
こういうどでもいい下らない議論は、大手商業メディアに任せて置けば良い。
新情報は皆無の無駄な投稿数が増えて、阿修羅戦争掲示板の価値が低まり、当方の貴重この上ない残り少ない人生の時間が無駄になるので、仕方なしに介入し、警告を発する。
私は、本年、2004年1月30日発行の拙著、緊急出版『外交官惨殺事件の真相と背景』で、この事件の背景を、かなり詳しく論じ、木村書店発行の季刊『真相の深層』創刊号では、若林秀樹(民主党・参議院)議員の質問を取り上げている。
今の今、この若林議員が、当時、米軍がヘリコプター提供を申し出たか否か、厳しい質問をして、事件の背景を、少しは明確にし始めているのである。
最新の議事録の抜粋は、以下に入っている。
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外交防衛委員会4月27日若林議員、外交官殺害事件、あきれ果てて何かもう質問する気なくなっちゃうんですよ
http://www.asyura2.com/0403/war54/msg/1114.html
投稿者 なるほど 日時 2004 年 5 月 09 日 23:13:16:dfhdU2/i2Qkk2
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米軍誤射説の議論は、当初、阿修羅戦争掲示板でもあったが、似非紳士、朝日新聞社発行の『アエラ』(03・12・15)にも、実にお粗末な没論理の記事が載ったので、議論が混線し、むしろ、真相究明の邪魔になっているのである。以下が、木村書店発行の季刊『真相の深層』創刊号の該当箇所である。
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参議院イラク特別委(04・02・05/06)
若林秀樹(民主党・参議院)議員質問の「米軍誤射説」をなぜ朝日が報じないか
編集者の序・この項の議事録の抜粋は、重要度の判断だけでなく、本誌の「編集後記」で述べる本誌創刊の契機、イラクで惨殺された奥大使の同僚でもあった参議院議員、若林秀樹の質疑応答である。この件にも、やはり、大手メディアの問題が含まれている。大手メディア報道が、重要な問題の情報公開と議論の障害になっているのである。私はすでに、以下に抜粋の通信を発した。
http://www.jca.apc.org/~altmedka/2003aku/aku739.html
http://www.asyura2.com/0401/war48/msg/644.html
『亜空間通信』739号(2004・2・25)
【朝日慌て者アエラ田岡俊次「米軍の誤射」疑惑を『週刊新潮』「モノ笑い」で双方が真相解明の邪魔者】
目下、超多忙中ゆえ、実物の検証が少し遅れたが、朝日新聞社発行の『アエラ』(03・12・15)と新潮社発行の『週刊新潮』(03・12・18)を、図書館から借りだしてきた。
目当ての記事の内容の概略は、既報、阿修羅戦争掲示板への投稿で、ほぼ分かっていた。『アエラ』の記事は「外交官2人殺害で残る謎/「米軍の誤射」疑惑検証」、『週刊新潮』の記事は、朝日の「米軍誤射」説はモノ笑いのタネ、である。
一方は御存じ似非紳士の大新聞社、一方は老舗の大出版社、いずれ劣らぬ商業メディアの商売で、どちらかと言えば、「右」を食い物にする新潮社よりも、「左」を食い物にする朝日の方が「利権メディア」の度が強い。利権の最たるものは、傘下の電波メディアの免許である。
この双方の泥仕合自体は、どうでも良いのだが、なぜ今、実物を検証するのかと言うと、わが木村書店発行の緊急出版、『外交官惨殺事件の真相と背景』の普及に、大いに関係があるからである。この双方の商業メディアの商売の薄汚い泥仕合、下品な揚げ足取りの結果として、世間的な「相討ち」状況が、ただでさえ怠けがちのメディアの報道意欲を阻害し、真相解明の妨げになるのである。
若林秀樹議員が、自分の質問を報道しないので、強い不満を「日々の雑記帳」(本誌の最後の「編集後記」で紹介する)に記した「日本を代表するA新聞」は、間違いなしに、わが呼称「似非紳士」の朝日新聞のことである。これまた、仕方なしに、記事の実物の複写を確保した。
日付は04・02・06、該当記事の全体の面積は、縦24センチ、横10センチ、240平方センチもあり、縦7段組み、全部で縦11文字の70行分の紙面。主たる見出しは、「焦点採録」「イラク支援参院特別委」5日、である。中見出しもあり、記事の書き出しは、「自衛隊のイラク派遣に関する国会承認案を審議する5日の参院イラク復興支援・有事法制特別委員会の主なやりとりは次の通り」となっている。
この全部で縦11文字の70行分の紙面の内、若林秀樹議員の質問に関してだけは、な、な、何と、何と、最後に、わざわざ、「◇」で区切って差別を露わにし、たったの2行、「このほか若林秀樹議員が質問した」とあるのみなのである。
当然、こりゃあ、何とも、惨いよな、酷すぎるじゃあ、ござんせんか、となる。
では、なぜか、なぜか、上品ぶった似非紳士、朝日新聞が、なぜ、このような惨い仕打ちをしたのか。それは、何と、何と、世間常識とはまったく逆の現象なのである。04年2月5日の参議院での若林秀樹議員の質問の根拠が、朝日新聞社発行の『アエラ』(03・12・15)の記事、「外交官2人殺害で残る謎/「米軍の誤射」疑惑検証」に基づていたからに他ならないのである。『アエラ』記事に基づけば当然、お粗末至極となり、拙著、緊急出版『外交官惨殺事件の真相と背景』に比較すれば、その質問の組み立て方は、大いに見劣りする。以下は、その該当部分のみの抜粋である。
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kaigirok/daily/select0205/main.html
第159回国会 イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第6号
平成16年2月25日(水曜日)
○若林秀樹君 民主党の若林でございます。
3枚目(車の写真)を見ていただきたいんですけれども、これは前からの写真でありまして、2か所の銃弾の跡があります。つまり、高いところからこれを撃っていると。で、ボンネットの先端に撃ち、ウインドーの真ん中に撃ちということは、これは、前から撃ったのにもかかわらず人をねらっていない撃ち方であります。何らかのルールにのっとって撃ったかのように思われる。テロがあえて前へ出てきて人をねらわずにこういう撃ち方をするということはなかなか考えにくいということであります。
私が意味していることはお分かりでしょうか。
つまり、総合しますと、これは、私はこういう推論をするのは好きじゃないんですけれども、政府から何も出てこないものですから、いろいろ自分が考えた結果ですけれども、奥大使が乗った車は10時ぐらいにバグダッドを出たと。その前に、車列を組んでアメリカのCPAの出席する幹部が出ていっているわけです。
私が見たイラクでの防御の仕方は、車ですと前後が装甲車の、あの機関銃が付いています、何か物を移動するときですね。人の場合は比較的、ジープ型というんですか、いわゆるハンビー型のやつで前後を重機関銃で乗っけて移動する。これはやはり100キロ以上走れませんから、奥さんの車は恐らく110キロぐらいで飛ばしていたと思うんですよね。
これは、何らかの間違いで近づいていって、気が付いたら米軍の車列があった、奥さんの車はブレーキを掛けたけれども何らかの威嚇射撃を受けたんではないかというのが想定です。そのときに奥さんは、このCPAの乗っている人を知っているはずなんです、一緒に働いていましたから。恐らく、違うよ違うよ、おれだよと言っても、向こうから見れば不審者なんです。横に出ていって説明しようとしたときに、威嚇、さっき言った、手順を踏んでいますから、その後に撃たれた可能性が私は残念ながらあるんではないか、それで最後にわだちが付いてブレーキを掛けずに横側に出ていったというのが、いろいろテレビで報道されている可能性が私はあるんじゃないかなというふうに思いますので、私は、これはあくまで推論ではありますけれども、いろんな状況調査をすべて自分なりの、これまでいろんな経験を踏まえると、その可能性は否定できないんではないでしょうか。
政府も、誤射の否定もしていませんしテロの否定もしていません。すべての可能性も含めての今の調査中だと思いますが、私は、2か月間いろんなことを考えながら、可能性の一つとしてそのことを今日この場で申し上げておきたいと思います。
申し上げたかったのは、米軍から見れば、もし仮に本当にそうだとしたら、必ずしもそれは誤射ではないのかもしれません。交戦規定にのっとって、手順を踏んで、警告をしてやったのかもしれません。
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このように、ほぼ完全に、朝日新聞社発行の『アエラ』(03・12・15)の記事、「外交官2人殺害で残る謎/「米軍の誤射」疑惑検証」に基づく質問と、それへの政府側委員の答弁が、いとも簡単に、当の朝日新聞社の「本紙」では、わざわざ、「◇」で区切って、差別を露わにし、たったの2行だけ、「このほか若林秀樹議員が質問した」となってしまった理由は、最早、論ずるまでもない。
『週刊新潮』の記事、朝日の「米軍誤射」説はモノ笑いのタネ、この必殺の揚げ足取りが、誇り高いのだか、世俗の埃にまみれたのだか、「天下の朝日新聞社」の政治部の国会記者はもとより、偉っそうなデスクとか、編集長とかの、弱腰を、したたかに蹴飛ばし、踏み倒し、這いつくばらせたからに、他ならないのである。
結果は、この重大事態の真相解明の棚上げ、「臭いものに蓋」である。これが商業メディア、利権メディアの正体なのである。
なお、『アエラ』のスタッフライターとかの肩書きの田岡俊次は、元防衛庁の記者クラブ所属の下っ端記者だったのだが、湾岸戦争の突発で事実上、米軍の情報操作の経路となった防衛庁情報に、ふんだんにありつき、テレヴィ・タレントに急浮上した。
記者としての自主取材の能力は乏しいから、大部分の新聞社や通信社の記者と同様、警察などの当局発表を「ネタ」として珍重し、冤罪報道を繰り返す。松本サリン事件で田岡俊次は、私の目の前で、「北朝鮮工作員が引き揚げる際に毒ガスを始末した」という説を、興奮して早口で、まさに、口角泡を飛ばして、しゃべりまくった。確か、そういう記事も書いて、この時は本当に「モノ笑いのタネ」になり、しばらく身を潜め、またぞろ、ユーゴ戦争で古ネタをほじくり返して、復帰していた。呆れた大記者、朝日の先輩の本多勝一と良い勝負である。いずれ、近く出版予定の拙著、『朝日新聞似非紳士淑女録』のはじっこの方に、詳しい顛末を記す予定である。メディア業界では「朝日一家」という。やくざ「そこ退け」の組意識の強い連中なのである。
邪魔だ、失せろ! この、この、両外道、商業メディア!
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