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「産経」が信じがたい名誉毀損を推進した政府弁護の報道を行った。官邸プロパガンダに加担しているメディアがどこかというのがわかるというものだ。
曰くテープで「演出があった」と。
何せ、政府同様、産経もここで何らかの弁護を行わなければ強烈なバックラッシュをくらうことは明々白々だったろう。
そもそも、「演出」を見抜いたとしても、影であーだこーだ情報を垂れ流す小泉の偽善と卑怯さを免罪することにはならない。
小泉の偽善は今に始まったわけではない。
それとは別に、これは、「演出」を「いち早く見抜いた」のではなく、「知っていた」ということも浮び上がらせることでもある。
「自作自演」は下劣官邸が糞のように垂れ流し、巷に腐臭を漂わせるのと実は違う意味でこそ当てはまる言葉ではないだろうか。
●犯人が殺害する根拠がないと断定した根拠はテープだけだったのか
ここで着目すべき点は、「犯人が殺害するつもりがない」と政府が「断定」した根拠だ。根拠は「未放映」の冒頭部分と「武装グループの動きを予知していたかのような動きが吸う数カ所あった」ということらしい。しかし、それだけで、犯人が殺害するということはないと断定を下すに十分な情報になりうるのだろうか。
撮影前に何か話している。演出かもしれない。予知した動きともとれる動きがある。しかし、政府は演出があると断じ、殺害はないと断定したというわけだ。
人質を脅迫する。その前に何か話していて、予知した動きも見て取れる。脅迫の信憑性は弱くなる。それらは「殺害しない」と考えるに足りうる根拠なのだろうか。
政府の行動に「おそらく」という言葉はなかった。
「自衛隊撤退はない」
これが真っ先に来た言葉だった。
「ふざけたやろうだ。やっぱり目に物を見えたるか、気の毒だが・・・」
そうならないことを政府はそのテープだけで断じたというわけだ。
ルーレットでディーラーの動きを読んでどかんと一つに賭ける。これは国民の命に関わることだった。それにしても大したギャンブラーだ。勿論ディーラーと通じているのなら別の話だ。
今回の政府の動きにまるで慎重さはなかった。そして自衛隊の撤退はないと小泉が公言してからも犯人のレスポンスがまるでなかったことも思い出したい。アメリカ軍ではなく「自衛隊撤退を目的に人質をとった」犯人である。
●ミスか仕込みか
わざわざご丁寧に音声編集を行った。そしてそれをCDに焼き付けるという作業を行いながらも、肝となる部分でうっかりミスをした。狂言であればまっさきに気にするパートだ。
そして人質の名誉を傷付ける事態をただただ放置し、人質を釈放した。
殺害の意思がないとしても私が犯人なら、釈放前に改めて脅迫を行うだろう。「名誉」の大切さをことに重視するムスリムのことだ。殺害する意思はなくとも、政府にぎゃふんと言わせ、人質の名誉を確保するために今度は突然、人質に何も知らせずに脅迫を行い、それを映像に収めてアルジャジーラに再び同じようにCDを届ける。「名誉」は大切だ。釈放はその後にするのが礼儀と考える。
簡単だ。
「人質は殺されることを知らない。突然死を迎えるのだ。しかし、これはお前達の責任で、我々の意思ではない」
こう言うだけでいい。
自作自演説推進という信じがたい名誉毀損を推進した政府は、産経に今さら「今井紀明さん(18)らは武装グループに強要され、やむなく従ったとみている」としているわけだが、そもそもその「武装グループ」は果たして本当に自衛隊撤退を要求するグループだったのだろうか。
そしてこれは単なるミスだったのだろうか。まったく奇怪な拉致「テロリスト」ではないか。
あたかもこれは仕込まれたようにも見えてくる。
●外交ルートで入手したビデオ?
ユーロニュースやシュピーゲルなどでも報じられた映像だが、政府は「外交ルートを通じて独自に入手した」としている。
そもそもご大層な外交ルートなどを使わなくても、アルジャジーラに電話をしてメッセンジャーを送ればお仕舞いだろう。外交ルートを通じて独自に政府が入手したビデオはユーロニュース、シュピーゲルで報じられたビデオと違うのだろうか。
もし違うパートがまだあるとすれば、ますます犯人はどうしてマヌケなパートを残していたのか、というのがやはり気になる。そのことを暗に伝えたかったかのようだ。
答えは残念なことに日本の情報筋、外交力の優秀さを示すものではなく、産経の徹底した政府弁護の方針と、テープだけを判断根拠にしたにしては不可解な政府の姿勢を浮び上がらせるだけではないだろうか。
●そして思い出そう、韓国人牧師の釈放
日本人の拘束を目撃した韓国人牧師らがいた。ムスリムは福音派キリスト教徒の韓国人のマッサージに心動かされあっさり釈放している。
韓国部隊の撤退要求は端からなかった。
韓国人グループは金を払ったことは否定しているがどうして釈放されたのだろう。「演出を行った」犯行グループと韓国人は関係がないのだろうか。
犯行を目撃してもらうと同時に、いざとなったら繰り出す「金で解決した」という保険オプションのために一働きしてもらったのではないだろうか。3人をモニターし逐次「ちくる」こともしたかもしれない。
テープは政府が独自に外交ルートで入手、世界の誇るプロジェクトX分析チームが官邸関与が疑われる2ch煽動キャンペーン分析と一致する「素晴らしい」分析を成し遂げ、殺害する意思はないといち早く「読み解いた」。これが「産経」の説明だ。
そして演出はあった。政府の「確信」が裏付けらわけだが、同時にこれは政府の「関与」を強く臭わせるものだ。絶対の確信とは、自身が関与していることである。
関与ではなくとも「犯行グループ」と通じていた可能性を強く示唆する。
3人が解放後滞在したアメリカンホスピタルには盗聴器はもちろんカメラも据えられていただろう。 解放された若者も無事を喜ぶ家族も、そのような盗聴、監視の徹底も、その脅威も十分理解していないに違いない。人目を阻んで、こっそり話す情報こそほしいものだ。日本に到着してからも、公安が張り付き、24時間監視されるのだろう。そしてメディアに適宜、適当な情報が流される。
これは到着前の報道だが、公明党幹部は11日に3人がヒーローになってもらっては困ると言っていたことも思い出される。ヤフーBBで個人情報を漁った男は誰だったろう。
犯行は「復興」に関与する各国の情報筋がオーガナイズしたものではないのか。
ヨルダンは日本の警察利権で潤う。3人は打ってつけの人間だった。
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