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(回答先: 相次ぐ指導者の死亡でハマス解体加速も − 日本経済新聞 投稿者 怪傑 日時 2004 年 4 月 18 日 15:02:43)
イスラエル政府が17日、イスラム原理主義組織ハマスの新指導者ランティシ氏を殺害したことについて、パレスチナ自治政府はもちろん、アナン国連事務総長やストロー英外相ら国際社会の批判が高まっている。米国も、これまで通りイスラエルの自衛権を擁護する一方で、自制を求めている。
アナン事務総長は声明で、「事態のさらなる悪化につながる」と懸念を示し、「法原則を逸脱する殺害は、国際法違反であり、イスラエル政府がこうした行動を即刻停止するよう求める」と強く呼びかけた。
またストロー英外相は、「英国政府はこれまでも繰り返してきたが、こうしたいわゆる暗殺行為は非合法で、正当性を欠き、逆効果だ」と批判した。
エジプトのマーヘル外相も声明で、「イスラエルによるこの新たな犯罪行為をエジプトは強く非難する。この暗殺行為は、(イスラエルの)真意が何なのか疑念を抱かせるもので、(イスラエルが)世界を偽り、和平の機会をつぶし、地域全体を奈落に突き落とそうとしていることを改めて確認するものだ」と非難した。
パレスチナ自治政府のクレイ首相は、米政府がこのほど、ヨルダン川西岸にイスラエル入植地を存続させるシャロン首相の計画を承認したことを引き合いに、「イスラエルによるこのテロ攻撃は、米国の応援を得てのもので、米国が完全にイスラエル政府に加担したことが直接的な原因と考える」とイスラエルだけでなく、米政府を強く批判した。
一方、米ホワイトハウスは声明で、「これまでも繰り返してきたように、イスラエルはテロ攻撃に対する自衛権を有する。ハマスは民間人を攻撃するテロ組織であり、今日もまた、エレズ検問所でイスラエル警備兵1人が死亡し1人が負傷した事件の犯行を認めている」と、これまで通り、ハマス批判とイスラエル擁護を展開した上で、「米国は、地域の安全と安定に深い懸念を抱いている。米国はイスラエルに対し、自らの行動の結果がいかなるものか慎重に検討するよう促すと共に、最大限の抑制を関係各方面に求める」とイスラエルに自制を求めた。
また国務省高官は「現状を慎重に検討している。もちろん、我々はイスラエルになんら青信号など合図していないし、事前情報もいっさい得ていない」とランティ氏殺害を米政府として容認していたわけでないことを強調した。
[2004.04.18 Web posted at: 13:52 JST]
http://cnn.co.jp/world/CNN200404180003.html