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(回答先: パキスタン、先月アルカイダ掃討作戦で拘束のアルカイダ・サポーターを赦免、解放 投稿者 FakeTerrorWatcher 日時 2004 年 4 月 26 日 06:50:16)
アルカイダ「掃討」作戦は成果なし パキスタン政府、部族と和解【朝日朝刊】
【イスラマバード=武石英史郎】アフガニスタンとの国境地帯でアルカイダ「掃討」作戦を実施していたパキスタン軍と同政府は24日、アルカイダをかくまった疑いで手配され逃走中の地元部族幹部の容疑者5人を、再発防止などを条件に、罪に問わないことを決めた。一時アルカイダ幹部の包囲まで伝えられた同作戦は、多くの犠牲者を出しながら目立った成果を上げないまま終了する。
容疑者が立てこもっていた国境近くの町で和解の式典が開かれ、政府や軍の高官と容疑者の他、部族民1万人が参加した。容疑者側は軍への反抗をやめることを表明。見返りに当局は、容疑者の罪を許し、軍が破壊した住宅の補償や、拘束した部族民など約160人の解放を約束した。容疑者側はコーランやカラシニコフ銃を政府代表に渡した。
アルカイダの部隊は、土着の反米勢力タリバーンとともに、米軍の手が及ばないパキスタン側から越境攻撃を続けてきたとされる。米国の圧力で今年3月に始まった掃討作戦では、アルカイダに隠れ家を提供しているとみなされた5人の容疑者宅を軍部隊が攻囲。これに対して武装した部族民が反撃し、兵士約50人を含む120人以上の死者を出した。
一時はアルカイダのナンバー2といわれるアイマン・ザワヒリ氏を追い詰めたとの情報も流れたが、幹部は捕まっていない。しかし、作戦を継続すれば軍にも多くの犠牲が避けられないために、パキスタン当局は泥沼化の回避を優先した。
米軍の報道官は24日、カブールでの記者会見で、「(和解式典はパキスタン当局にとって)戦略の一部だろうが、最終的にはパキスタン側が作戦を継続すると期待している」と述べた。