現在地 HOME > 掲示板 > 戦争53 > 1085.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 中共はいつから「人民」と言わずに「公民」と言うようになったのか? 投稿者 usam 日時 2004 年 4 月 26 日 12:17:53)
http://www.prcity.co.jp/oichan/law/low_cnkenpou.html
(以下、簡体字を日本常用漢字に改めた表記にて転載)
中華人民共和国憲法
第二章公民的基本権利和義務
(和訳:公民の基本権利および義務)
この章で定義される権利・義務の主体(主語)は一様に「中華人民共和国公民」となっているのが分かる。
種明かしをすれば、「公民」という言葉自体は、中華人民共和国では以前から憲法をはじめ「法律用語」として使用されていました(中国法について少しでもかじったことがある人なら、初歩的知識として知っているはず>ただ、いわゆる「民法」に属する法典では、「法人」と区別した「自然人」の意味で使われることも)。別に去年今年になってから使い始めた表現でも用語でもありません。
また、中華人民共和国の国父ともいうべき毛沢東の諸論文でも「公民」という単語は多用されています(詳しくは中国語原書や日本語訳などを参照されるとよろしいかと)。
usamさまのご投稿はいつも楽しく拝読させていただいておりますが、現中国政府(大陸政府)への敵愾心が強いあまりか、時々非常に杜撰な知識や牽強付会が見受けられるようにうかがえます。こうした"初歩的"なところでミスをしていると、それこそ「相手の思う壺」にはまり、思わぬところで足を掬われることになるのではないかと危惧いたします(私の経験でも、こういう「敵失」を見逃さず畳み掛けるように論難するのが上手い傾向が中国人には見受けられます)。
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」と孫子にもあるように、まず「敵」については、たとえ自説に不都合なことや不愉快なことがあろうとも正確な情報を把握したうえで分析する必要があろう、とusamさまのためにもご忠告申し上げた方がよろしいかと愚考致した次第です。
差し出がましい諫言ではありますが、ご一考いただければと存じ上げます。
重ね重ねのご無礼をお詫び申し上げまして、私なりの意見とさせていただきます。