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(回答先: ファルージャ停戦、2日間延長 米政府【CNN】 投稿者 魔神の呪い 日時 2004 年 4 月 26 日 12:00:51)
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200404251551500
イラクの武装勢力対処で米政権内で意見真っ二つ サウジ紙伝える
【東京25日=齊藤力二朗】24日付のサウジアラビアの有力紙アル・ワタンによると、米国政権内部で、イラクの反米武装勢力への対処を巡り意見が割れているという。同紙ワシントン特派員が伝えた。
意見が分かれているのは、(1)スンニ派拠点ファルージャとシーア派の聖地ナジャフでの危機的状況を如何に収束させるか(2)アメリカが訓練した新設イラク治安部隊をいかに立て直すかーの問題。イラク治安部隊の一部は、イスラム教シーア派指導者ムクタダ・サドル師を支持する民兵組織マハディ軍と、ファルージャの武装勢力側に寝返ったといわれている。
複数の情報によると、米国防総省(ペンタゴン)の一部強硬派は、ナジャフにいるサドル師と、ファルージャの反米分子と直ちに対決する路線を採る。一方、国務省とイラクの現場の司令官たちは、対決策を避け、より柔軟な路線の採用を唱える。
イラク連合国暫定当局(CPA)のブレマー行政官は、対決策はイラクの治安の緊張激化を招くと繰り返している。また同行政官は、ホワイトハウスに、イラクが緊張している現状を詳述し、「ナジャフやファルージャでの軍事的エスカレートは、間違った選択となる」と説いたメモ(意見書)を提出したと言われている。
このメモでブレマー行政官は、悲劇を惹き起こすから米軍がナジャフなどを攻撃しないよう強調、強硬意見に傾くペンタゴンの方向性に失望感を表している。
こうした情報を分析すると、ペンタゴンの文民高官の一部と、彼らを支持するイラク暫定統治評議会のメンバーたちが、ファルージャでの早期武力決着を求めており、ファルージャの休戦協定をこころよく思っていないようにみえる。
しかし、情報では、「ホワイトハウスはナジャフを襲撃しないよう命令した」指摘している。しかし、ペンタゴンは大統領やその側近たちに対し、多数の国際テロ組織アルカイダのメンバーが市内に潜伏しており、突入を躊躇っては米軍にとって良い結果にはならない、と強調したという。
ワシントンのオブザーバーたちは、強硬派の目的は、6月30日までの主権移譲の予定をぶち壊ことにあると見ている。特に、(ペンタゴンが支援する)統治評議会の主要メンバー、チャラビ氏には、ブラヒミ国連事務総長特別顧問が提案する予定のイラク暫定新政権構想では、いかなる重要ポストも与えられないという。
チャラビに重要ポストが無いとなると、ペンタゴンにいる彼の友人たちやイラクの彼の私兵たちは、ブラヒミ顧問の動きを変更させる方法を捻り出そうとするかもしれない。チャラビ氏は最近CPAが言い出した、かつて追放したイラク旧軍軍人を再雇用することに強硬に反対して来た。
しかし、イラク駐留の米軍現場司令官たちは、「彼らによって治安と秩序が確立したら、米軍は人口密集地(ファルージャ)から抜け出す良い機会になる」として旧軍人最雇用策を擁護している。
米国務省は、イランの例を取り上げ、2002年にイラク軍の解体に反対する意見を表明している。それによると、イランの最高指導者ホメイニ師は、1979年の革命後にイラン軍をそのまま残し解体せず、その後イラン国王への支持を示した高級将校のみを解雇、または裁判にかけただけの処置を採った。