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(回答先: ブッシュとブレア、暴力の拡大にもかかわらず、イラクに関する固い姿勢を変えないことを約束(エル・パイス) 投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2004 年 4 月 17 日 04:48:54)
バルセロナより愛を込めてさんが翻訳してくれた記事の対象である米英首脳会談の記者会見の模様をBBCで見てたが、現実や将来を民主主義・自由・復興などの言葉で覆い隠し正当化する説明に落語や漫才を超える面白さと二人を穴に埋めたくなる腹立たしさを感じた。
とりわけ、ブッシュ大統領がイラク暫定憲法について記者から質問を受けて、「イラクは暫定憲法で文明社会がどういうものかわかるはず」、「文明社会はどうでなければならないかが見えることになる」と“文明”を連発したのには、我が国の小泉首相の政治性のなさと並ぶ方だとおったまげた。
別に歴史の古さがどうだとは言わないが、“文明”論的に言えば、イラクは、米国に比較を許さないほど発達し、欧州よりも発達した古代よりの文明地域である。
それはともかく、米国がイラク支配をうまくやっていきたいのなら、イラクが文明国ではないかのような発言は厳に慎んだほうがいい。恥ずかしいことだし、イラクの人たちに笑われるだけではなく、そんな認識しかもってない連中にあれこれ差配されるのは真っ平ゴメンと思われる。
パウエル国務長官は、「イラク人質事件」をめぐる日本の政治状況を憂いタイムリーな助言をしたが、自国のしかも直属の上司であるブッシュ大統領にもきちんと助言しなければならないはずだ。