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【ワシントン14日共同】ブッシュ米大統領は14日、イスラエルのシャロン首相とホワイトハウスで会談、米主導の新和平案(ロードマップ)の挫折でパレスチナ情勢が混迷を深める中、首相が提唱したガザ地区の一方的撤退案について協議した。
シャロン首相としてはブッシュ大統領から撤退構想への支持を取り付け、ガザ地区の入植地放棄に反対する国内強硬派などを訪米後に説得。ヨルダン川西岸の一部入植地存続へ布石を打ち、イスラエル主導で和平プロセスの再構築を図りたい考えとみられる。
首相が新和平案支持を再確認する一方、米側がイスラエルの撤退案を容認する書簡を交わす見通しも一部メディアで指摘されており、パレスチナとイスラエルの交渉で境界線を画定すべきだとしてきた米国の事実上の政策転換につながる可能性もある。
[4月15日1時2分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040415-00000012-kyodo-int