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【バグダッド=中津幸久】イラクのイスラム教シーア派反米指導者ムクタダ・サドル師は14日、中部ナジャフなどで激化していた戦闘を終結させるため、米軍との和平を探る意向を表明した。
和平提案を米国に提示するようにとの、サドル師の指令を受けた側近がロイター通信などに語った。イラク情勢をめぐっては、米国から調停を要請されたシーア派国家のイランが、近くサドル師側近と会談する意向だ。事態が打開される可能性も出てきた。
サドル師は13日、レバノンのテレビで「死ぬ用意がある」と述べ、米軍への徹底抗戦を表明したばかり。和平提案がどういう真意によるものかは不明だが、側近によると、サドル師は「軍事衝突はだれの利益にもならない」と語り、前提条件なしで、シーア派の精神的指導者の仲介を受け入れ、米国との交渉に入ることを決めたという。サドル師はこれまで、米国との仲介を受け入れるにあたり、<1>米国が拘束した同師側近を釈放する<2>ナジャフなどから米軍が撤退する――などの前提条件をつけていた。
一方、駐留米軍は14日も、サドル師がたてこもるイラク南部の聖地ナジャフの包囲を続けた。
一方、AFP通信によると、米軍とイラクの武装勢力との散発的な戦闘が続く同国中部ファルージャではこの日、午前9時(日本時間午後2時)から48時間、停戦を延長するとの合意が成立した。
[4月15日0時54分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040414-00000114-yom-int