現在地 HOME > 掲示板 > 戦争52 > 464.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: Re: ナポレオンの「解放戦争」=対外侵略に大義があるというのなら、ブッシュにも大義があることになる(本文なし) 投稿者 マドオンナ 日時 2004 年 4 月 14 日 16:06:39)
マドオンナさん、どうもです。
対外侵略であり一般国民の大量犠牲を伴うというその後の戦争形態(徴兵制)を導出したナポレオンそしてナポレオン戦争が“好意的”に見られているのは、それが、「自由・平等・博愛」といったフランス革命的理念(「近代価値観」の主流)を軍事力で“輸出”(押し付け)しようとしたものだったからにすぎません。
理念が後代のそれに合致するのであれば、大量殺戮を伴う戦争も悪くない、歴史が進歩するための必要悪だとするような考え方は、ブッシュ政権やそれを後ろで動かしている連中が願っているものです。
私は、民主主義であろうが、ファシズムであろうが、皇国の威儀であろうが、そんな抽象的な価値観で戦争を仕掛けることを“大義”だと認めることはできません。
ブッシュが軍事行動の先頭に立つか立たないかは“大義”とは無関係です。
ナポレオン戦争でも謀略は数々あったはずです。
ナポレオンの軍事侵攻を受けた国々の人たちも、現在のブッシュ政権米国と同じようにナポレオンのフランスを残虐非道だと見ていたが多数いたのです。
私は元々ブッシュは生け贄に捧げられるものとして大統領になったと思っていますので、ブッシュが英雄視されることはないと思っていますが、引き継いだ米国政権が万が一「イラクや中東の民主化」を達成することができれば、イラク侵攻も歴史の進歩のための必要悪だった、結果としてはよいものだったと総括される危険性は大いにあると思っています。
それは、現在から見るナポレオン戦争の評価態度と変わらないものです。
>ナポレオンの大義が機能したのは、あくまで、「当初」のみです。
>自由と解放を求める「自国民」のニーズに答えようとした時点では、その大義は機
>能していただろう。
「自由と解放を求める「自国民」のニーズに答えようとした」という部分をもっと具体的に説明してください。