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(回答先: 偏向報道に疑問あり 投稿者 ろな 日時 2004 年 4 月 17 日 22:26:56)
自己責任論の蔓延は解放前から行なわれていました。当人たちのいない場で、一般論でしかない精神論について多くの人が自己責任を口にしていました。まるで、職場で同僚に相容れない感じの人がいて、直接苦言しづらくて、仲間内でひそひそ陰口をたれているように見えました。事実、ほとんどの人がそんなノリで言い合っていたんではないかと思います。
解放されたのだから、正面切って問いただせばよいのです。今回高遠さんと今井さんはイラク入りを躊躇していたこと、それにもかかわらず郡山さんに乗っかる形でイラクへ行ってしまったこと。より安全な空路を使わず陸路を使ったこと。これらの理由について。
たった一言、この質問と、それに対する回答が放送されるだけで、この (ある意味下らない) 論争も一段落し、多くの人々が納得するならば、聞けばよいではないですか。それが、自己責任論を蔓延することを垂れ流しにより助長してしまったマスコミの、報道責任の一つの取り方なのではないかとは思います。
一番問題なのは、この自己責任論とやらに、政府が言及してしまったことです。そして多くの人たちが、そんな政府のやり方に憤りを覚えるのではなく、拉致された三人の行動原理に苛立ちを覚えるようになってしまった。それは、自分の国の人間が殺されてしまうという、後味の悪い事件になって欲しくないという、彼等の安否を気遣うからこそ沸き起こる感情の、裏返しですよね。その、本来とても愛ある、優しいはずの感情を逆手に取った論理が、政府の人間が口に出し始めた自己責任論と言うやつだったんではないでしょうか?
彼等三人を批判するのは自由です。表現の自由、報道の自由。でも、それは _ジャーナリズムじゃない_ 。一般論ブチかまして、お茶を濁して、それで総理のあの発言、川口外相のあの対応が、許されると思ったら、大間違いです。