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(回答先: 人質3邦人、ファルージャ近郊で拘束か [読売新聞]【政府見解】 投稿者 あっしら 日時 2004 年 4 月 10 日 03:55:25)
バグダッド近郊で、「サラヤ・ムジャヒディン(戦士隊)」を名乗る武装グループが3人の日本人を人質に取った事件。イラク国内では、標的に直接攻撃を加える爆破テロなどが目立ったが、今回は人命を盾に不当な要求を突き付ける犯行で、反米組織が手口を切り替えたとの見方が浮上している。日本の警察当局も、現地の情報収集を急いでいるが、これまで想定していなかった事態に、解決の糸口をつかめない状態が続く。期限の「11日」は、刻一刻と近づいている。
カタールの衛星テレビ「アル・ジャジーラ」に送りつけられた犯行グループの声明文。アラビア語の文章の末尾には、イスラム暦ではなく西暦が記されていた。
中東調査会の大野元裕・上席研究員は「文章に宗教的字句が少ないのも特徴」としたうえで、「サラヤ・ムジャヒディンという名前は、かつてアル・カーイダの分派が使ったことはあるが、今回、宗教色の強いアル・カーイダが関与していると見ることには違和感を覚える」と話す。
では、グループは、どのような人物たちで構成されているのか――。人質の日本人3人を映したビデオ映像の中で大野研究員が注目したのは、犯人たちが「ノー・ジャパン(日本はいらない)」と言っている点だ。「イラク南部なまりなら『チャパン』で、英語を知らなければ『ジャバン』になる。犯人たちに英語の素養があることを示している」という。
さらに、腕の筋肉が隆々としていることから、かなりの訓練を積んだメンバーが犯行にかかわっているとの見方を示している。
放送大学の高橋和夫・助教授(国際政治)も、アル・カーイダの可能性はあるとしながらも、声明文の中に「我々イラク国民」という表現があることを理由に、「土着のスンニ派の可能性も捨てきれない」と指摘。その上で、「映像を見ると、持てる限りの武器を誇示している印象を受ける。実際は意外に小さな組織かも知れない」と推測する。
爆破テロなど直接的な攻撃ではなく、人質を取って目的を達成しようという手口から、日本の警察当局からは、誘拐で得た身代金を資金源にしている南米のコロンビア革命軍や、1970年代の日本赤軍との類似についての指摘も出ている。
ある警察庁幹部は「期限を切って要求を突き付ける手口は、イスラム社会のやり方にはない。従来のテロに行き詰まりを感じた反米組織が、国外のテロ組織の手法をまねたことも考えられる」と話している。(読売新聞)
[4月10日3時8分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040410-00000201-yom-int