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政府は9日、イラクで拘束された日本人3人の救出に向けて、同日設置した在イラク邦人人質事件対策本部(本部長・福田官房長官)の幹事会を開き、3人の所在の特定と武装グループの割り出しに全力を挙げる方針を確認した。
政府は、事件の捜査を担当する連合国暫定当局(CPA)などと緊密に連携し、情報収集にあたっている。これまでの情報を総合的に判断し、被害者3人はイラク中部のファルージャ近郊にある高速道路の迂回(うかい)路で武装グループに拘束された疑いが強いと見ている。
政府は9日午後、野田健内閣危機管理監を中心に対策本部幹事会を首相官邸で開き、事実確認や状況分析を行った。これに関し、福田官房長官は同日午後の記者会見で「(犯人側との連絡は)取れていない。(犯人側との接触は)いろいろ(方法を)検討している」と述べ、武装グループとの接触の方法を検討していることを明らかにした。
3人の所在に関連し、政府がファルージャ近郊の迂回路で武装グループに拘束された疑いが強いと見ているのは、ヨルダンからバグダッドに向かったルートや経緯、イラク人武装勢力が最近になって同じ迂回路で検問所を設け、非アラブ人を拘束しているとの複数の目撃証言などを総合的に判断したものだ。
ファルージャ近郊の迂回路では、8日午前に同じルートで入国した韓国人牧師の一行が武装勢力に一時拘束され、牧師の1人は解放された後、「日本人も一緒にいた。武装勢力がどこかに連れて行った」と証言している。政府は、拘束された日が特定できないため、牧師が目撃した人物が3人とは異なる可能性もあると見ているものの、外務省が韓国外交通商省に牧師の証言内容を照会している。
また、カタールの衛星テレビ「アル・ジャジーラ」が入手した3人のビデオは、アル・ジャジーラのバグダッド事務所に届けられた後、ドーハの本部に電送されていたことが判明。同じビデオはAP通信の系列テレビ局のバグダッド事務所にも投げ込まれていることから、政府は、武装グループがバグダッド周辺にも足場があると分析している。(読売新聞)
[4月10日3時2分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040410-00000001-yom-int