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(回答先: Re: サマワでもサドル師ポスターが一部売り切れ(毎日新聞) 投稿者 木田貴常 日時 2004 年 4 月 07 日 10:10:03)
シーア派:サドル師が「実力行使が必要」と声明
【バグダッド小倉孝保】イスラム教シーア派の反米指導者ムクタダ・サドル師は4日、事態の緊迫化を受け、ナジャフ郊外クーファのモスク(イスラム教礼拝堂)で「実力行使が必要になった」との声明を発表した。
声明は「敵は脅しを愛し、我々の意見を抑圧し市民を軽べつしている。もはやデモは意味がない。デモ以外の方法を探るべきだ」と指摘。そのうえで、「我々はこうした暴力に黙ってはいられない。敵を恐怖に陥れなければならない」と実力行使が必要との見方を示した。
サドル師のこの声明が具体的に武力による対米攻撃を指示しているかどうかは不明だが、デモの段階よりもさらに進んだ対米闘争を呼びかけたことは確実。これによって、支持者の強硬な対米攻撃を誘発する可能性はある。
一方、AFP通信によるとイラクのシーア派最高権威で穏健派のアリ・シスタニ師は4日、サドル派の要求は正当なものとし連合軍の暴力を批判したが、「占領軍の攻撃を受けても報復すべきでない。落ち着いて問題を交渉によって解決すべきだ」とサドル派に自制を呼びかけた。
ムクタダ・サドル師
イラク人口の6割を占めるシーア派の急進派指導者。フセイン政権下で暗殺されたアヤトラ(高位聖職者)のムハンマド・サーデク・サドル師の息子で、年齢は23歳とも30歳ともいわれる。イラク戦後、過激な反米主義を掲げて貧困層を中心に支持者を広げている。最近、隣国イラン・シーア派との連携を目指しているといわれる。
毎日新聞 2004年4月5日 11時00分