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(回答先: シーア派抵抗、南部に拡大 米「無法」と強硬姿勢(共同通信) 投稿者 シジミ 日時 2004 年 4 月 05 日 22:41:35)
http://www.asahi.com/international/update/0405/016.html
米軍のヘリコプターが5日、バグダッド北西部のシュアラ地区にあるイスラム教シーア派の強硬派宗教指導者ムクタダ・サドル師の事務所を攻撃し、死傷者が出た模様だ。サドル師の指導下にある民兵組織は4日、バグダッド東部のサドルシティーで米軍と衝突。米兵8人が死亡したほか、ロイター通信は病院の話としてイラク人28人が死亡したと伝え、首都での米軍とイラク側の衝突事件としては最大規模となった。米軍がサドル師のグループを標的にしたことで、これまではシーア派が多く、比較的平穏だったイラク中南部でも、米軍に対する報復行動が一気に活発化する恐れが出てきた。
米英の暫定占領当局(CPA)のブレマー代表は5日、「サドル指揮下のグループは無法者だ。我々はこれを許容しない」と強く非難した。
シュアラ地区の攻撃について、カタールの衛星テレビ、アルジャジーラは地元病院の話として「機関銃攻撃により15人が死亡、70人が負傷した」と伝えた。同地区に米軍はヘリのほか戦車3台を配備したという。
ロイター通信は聖職者の話として「5人が殺害され、10人が負傷した」と報じ、「上空の米軍ヘリ2機が銃撃した」という記者の目撃証言を伝えた。また、周辺で米軍車両1台が炎上していたという。
イラク中南部はシーア派が多数派を占め、旧フセイン体制支持のスンニ派が多い北部などに比べると、米英など占領側への攻撃や対立は少なかった。しかし、ロイター通信などによると、南部の主要都市バスラで5日未明、サドル師の支持者約1000人が州知事公舎を占拠した。一部は自動小銃やロケット弾で武装している。
バスラに展開する英軍が約5時間にわたり公舎を包囲したが、その後撤収した。占拠グループは英軍に対し、2日に占領軍が拘束したサドル師の側近の釈放や、CPAが発行禁止措置にしたサドル師系の新聞の発行再開を求める手紙を渡した。
アルジャジーラは「英軍との間で明け渡しの交渉が行われている模様だ」と伝えた。
また、AFP通信などによると、4日にスペイン軍とシーア派デモ隊との銃撃戦で計22人が死亡した中部ナジャフでも、5日、主要警察署や地方事務所などにサドル師支持者らが押し寄せ、建物を占拠しているという。南部のナーシリヤでも、デモ隊とイタリア軍が衝突し、イタリア兵1人が足にけがをしたという。 (04/05 22:13)