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(回答先: 自衛隊派兵に弾みをつけるため、故意になされたのではないかという疑惑が[五十嵐仁の転成仁語] 投稿者 なるほど 日時 2004 年 3 月 31 日 03:29:34)
留学を機にタイトルを変更しました。
フランスでの生活や感じたことをつらつら書いてます。
尚、内容は個人的なもので、外務省の見解とは一切関係ありません。
2003/12/01 (月)
テロとの闘い
インターネットで今回イラクで起こったテロのニュースを見るたびに、
やり切れない思いで、涙を抑えることができません。
井ノ上書記官の奥様は出産のために帰国中でした。
小さな子供を残す書記官の無念さや残された奥様の悲しみ・・・。
これまでも多くのアメリカ兵、国連職員や地元のイラク人たちがテロの
犠牲になっていました。
悲しい事件と思いつつも、どこかで、数あるニュースの一つと冷めた
目で見ていた自分がいました。
しかし、今回自分の先輩方が被害に遭われ、テロの理不尽さやそれに
よる悲しみが身近なものとしてはっきりとした質感をともなって感じられました。
危険があるからと、武装した自衛隊すら派遣されていない国で、現在も日本人
外交官が、武器も持たず、日夜テロの恐怖と戦いながらイラク復興のために
全力で働いています。
今回の事件で、命の危険をも伴うこの外交官という職業に対する覚悟と決意
を新たにしました。
11月13日付で奥参事官が寄稿した「イラク便り〜テロとの闘い」は、
イタリア国家警察部隊へのテロに触れつつ、次の一文で締めくくられています。
「犠牲になった尊い命から私たちが汲み取るべきは、テロとの闘いに屈しない
と言う強い決意ではないでしょうか。テロは世界のどこでも起こりうるもので
す。テロリストの放逐は我々全員の課題なのです」
次は我々がこの遺志を引き継ぐ番です。
http://app.memorize.ne.jp/d/22/29054/2003/12/0054/P