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(回答先: イラクで占領軍発砲、死者19人 シーア派デモ隊と衝突(朝日新聞)--バグダッドも死者と数十発の銃声 投稿者 竹中半兵衛 日時 2004 年 4 月 04 日 22:57:40)
イラクでデモと軍衝突、24人死亡 銃撃戦、2百人負傷
朝日新聞 4月5日
http://www.asahi.com/international/update/0404/009.html
(写真:バグダッドで4日、米軍戦車の前を通る反米デモ=AP)
ラク中部のイスラム教シーア派聖地ナジャフで4日、米軍などの占領統治に抗議するシーア派強硬派のデモがあり、参加していたイラク人民兵とスペイン軍など駐留軍との間で銃撃戦になった。AFP通信によると双方合わせて少なくとも24人が死亡し、200人が負傷した。米英主導の占領軍とイラク人との衝突としては戦争後、最大規模となった。バグダッドでもこの日、占領に反対するシーア派のデモにイラク警察が発砲、死傷者が出た模様だ。今後、人口の6割を占めるシーア派住民の間で「反占領」の声が高まるのは必至だ。
ナジャフの近郊のクーファには、シーア派の中でも特に反米姿勢の強い宗教指導者ムクタダ・サドル師が住んでおり、周辺にはその支持者が多い。3日に同師側近がスペイン軍に身柄を拘束されたとの情報が流れたため4日、支持者ら数千人が、釈放を求めて同軍の駐屯地に抗議デモをかけた。
ロイター通信などによると、デモ隊が駐屯地に向けて投石したのに対し、スペイン軍など占領軍側が発砲。デモ隊に交じってたイラク人民兵も発砲して銃撃戦となったようだ。
現地のスペイン軍広報は「デモ隊の攻撃があり、応戦した」としている。米英暫定占領当局(CPA)のブレマー代表は同日、会見で「ナジャフであるグループが一線を越えた。我々は許容しない」と強く非難した。
マドリードからの報道では、スペインのトリリョ国防相が、同国軍の指揮下にあるエルサルバドル兵4人が死亡したと明らかにした。
バグダッド中心部でもこの日、占領に反対するシーア派のデモがあり、それに対しイラク警察が発砲、アラビア語衛星放送アルジャジーラによると、デモ隊に複数の死傷者が出た。シーア派のデモは3日夜も行われており、AFP通信によると、米軍戦車にひかれて少なくとも2人の信者が死亡したという。
一連の反米デモが起きた直接のきっかけは、3月28日、CPAがサドル師系の週刊紙アルハウザを60日間の発行禁止にしたことだ。4月1日にサドル師の支持者が「発禁命令撤回」を求めてデモを行うなど、それ以降、バグダッドとナジャフで連日、抗議運動が続いていた。
イラクでは9日にバグダッド陥落1周年を迎えるほか、11日にはシーア派のもう一つの聖地、カルバラに多数の信者が集まる宗教行事「アルバイン」を控えており、緊張が高まっている。
一方、6月下旬の主権移譲に向けた暫定政府づくりのため、国連事務総長のブラヒミ特別顧問のイラク入りも近く予定されている。しかし、今回の一連の衝突事件をきっかけに、これまで占領当局と協調的立場を維持してきたシーア派が、強硬路線に傾くことにもなれば、占領軍との衝突が南部にも広がり、占領統治に重大な影響を与えかねない。
(04/05 00:37)