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(回答先: Re:さらに詳報はReuter その1 投稿者 木田貴常 日時 2004 年 4 月 04 日 23:07:26)
木田さん、初めまして。
今夜は侵略軍によるシーア派民衆への発砲・虐殺に憤りを感じるとともに情勢の行方が気になり眠れそうにありません。
現在テレビのないところに居るのでリアルな映像は見ておりませんが、ウエッブ上のオンラインニュースも徐々に更新されていくようです。
ナジャフで5千人ものデモ隊が基地入り口に殺到すれば、兵隊も自己保存本能で発砲してしまったのではないか。そして一斉に水平射撃を始めたのではないか。
本来ならば基地司令官は民衆を刺激してはならないという気持ちがあるならば話し合いで、それも力関係を考慮してサドル師を釈放すべきところ、武力で鎮圧(追い返)そうとした。
その判断を誤ったがために、「テロリスト」が誰なのか、今日の虐殺であまりにも明確に示してしまった。国民の60パーセントを占めるシーア派の憎悪に火をつけてしまった。これはもう止まらないでしょう。
侵略軍は昨年のファルージャでの大虐殺以来、民衆への敵対を繰り返してきましたが、ここへきて情勢が転換したように見ております。
ナジャフとバグダッドの本日のデモと「殉教」の様子がCNNで流されたらしいから、全米に放映された以上は、これは連合国側の厭戦ムードに勢いをつけると思います。
侵略軍はすでに統制がつかなくなってしまった観があります。
シーア派の場合、湾岸戦争後の南部での蜂起がアメリカに見殺しにされてしまったいきさつがあり、相当に熟慮されたデモを続けてきたと思っています。それがこういう形で再び全土で「蜂起」の可能性を与えてしまった。
すでにイラクは二重権力状態(占領軍の武力支配に対してシーア派中心のイスラム教勢力、これに武装ゲリラが結束)に入ってしまったような観さえします。
今後とも民衆が武力で弾圧される恐れは十分ありますが、そのたびに占領軍はイスラム教徒の結束強化する役割しか演じないでしょう。
3月2日のシーア派虐殺テロではシーア派とスンニ派の協調もうたわれており、侵略軍にとっては最悪の事態を引き起こしたな、と感じております。
おそらくブレマーは、アメリカの世界支配戦略を維持する上で、燃料確保は必須であるため、イラク占領政策は死守するでしょうから、この障害となる「逆らうもの(イスラム教徒)は射殺」する作戦に出るのではないか。
つまり、本質的には何が何でもイラクのイラン化を阻止する作戦に出るだろうと思います。
イラクをイランとぶった切るつもりなら、イラクはパレスチナ化する恐れもあります。
ニュースから判断するにサドル師はハマス・ヒズボラとの連携を唱え、パレスチナ解放も視野に入れた「反占領」闘争をハンストで訴えているようです。
弾圧に屈することなく銃や戦車に立ち向かう人々を見殺しにするな。
今の今私は叫びます。