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【コロンボ西尾英之】スリランカ総選挙は3日、開票作業がほぼ終了しクマラトゥンガ大統領率いる野党連合「統一人民自由連合」(UPFA)が第1党の座を確保した。単独過半数の113議席には達しないものの、少数政党との連立で同連合が新政権を樹立し政権交代が実現する可能性が高まった。しかし今後、大統領と対立するウィクラマシンハ首相側も少数政党への連立工作を活発化させる見込みで、どちらが新政権を担うかはなお予断を許さない状況だ。
同国選挙管理委員会は2カ所の投票区で不正が行われた可能性があるとして最終結果発表を行わず、4日に委員会を開いて両選挙区の再選挙を検討する。これによって選挙結果が大きな影響を受けることはないとみられる。
地元メディアなどによると3日夜までの開票ではUPFAが得票率47・2%で首位を確保。首相の与党連合「統一国民戦線」(UNF)は同約37・9%と10ポイント近い差をつけられた。
UPFAのペイリス報道官はAFP通信に対し「我々は第1党となった」と事実上の勝利宣言。「過半数に達しなくても、(少数政党との連立で)新政権を組閣する」と語った。しかし報道官はどの政党と連立を組むかには言及しなかった。
一方、首相は同通信に「大統領側も過半数に達していない。最終結果を待ちたい」と述べた。
3位には仏教系の政党「JHU」、4位には少数派タミル人武装勢力「タミル・イーラム解放のトラ」(LTTE)の支持を受けた「タミル国民連合」(TNA)がつけている。JHUは他党とは連携しないとしており、今後TNAの意向が新政権の行方を左右する可能性もある。
[毎日新聞4月4日] ( 2004-04-04-00:52 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20040404k0000m030056002c.html