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(回答先: 新幹線線路に10キロ爆弾 マドリード南方(共同通信) 投稿者 シジミ 日時 2004 年 4 月 02 日 23:13:08)
【ロンドン山科武司】スペインのアセベス内相は2日、マドリードとセビリアを結ぶ新幹線AVEの線路上で爆発物が見つかったと発表した。AVEは運行を停止した。同国では先月11日に犠牲者191人を出した同時多発列車爆破テロが起きている。
AP通信によると爆発物が発見されたのはマドリードの南方60キロ、トレド近郊の線路上で、保線工事関係者が不審なバッグを見つけ通報した。
中には10〜12キロのダイナマイトが置かれ、起爆装置には長さ約130メートルのケーブルがついていたという。アセベス内相は「実行犯を特定する手掛かりはまだ見つかっていない」としている。
一方、AFP通信は、バスク系通信社の情報として、見つかった爆発物が先月11日の列車爆破テロと同じものであると伝えた。スペインの捜査当局は、列車爆破事件は国際テロ組織「アルカイダ」につながりのあるイスラム過激派の犯行と断定している。このため捜査当局は、今回もイスラム過激派による犯行の可能性があるとみて、捜査している模様だ。
AVEは92年のセビリア万博に合わせてマドリード―セビリア間に建設され、平均時速250キロ。イースター休暇で帰省ラッシュを迎えたスペインでは、AVEも増発されていた。爆発物が発見された後、少なくとも10本が運休となった。
スペインでは、1日にも北部地方で、マドリードのジャーナリストにあてた爆薬入り手紙3通が発見された。
アセベス内務相はこの手紙爆弾について「過去のテロで用いられた仕掛けと似ている」と述べ、手紙爆弾はバスク地方の分離独立を目指す非合法組織「バスク祖国と自由」(ETA)によるものとの見方を示した。
[毎日新聞4月2日] ( 2004-04-02-23:20 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20040403k0000m030120000c.html