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スペイン政府、CNI資料「公開」:「政府が嘘つき」か「スパイが無能」か?いずれにせよ究極の恥!
●3月19日のエル・パイスによりますと、スペイン政府は「政府が嘘をついていなかったことを証明するために」CNI(中央情報局)の資料を「公開」しました。
(概略)
まず、事件が発生してから6時間ほどたった13時30分に「13個の爆弾を仕掛けたのは何の疑問もなくETAである(ただし何のデータも無し)」との報告があり、次に15時51分に「ETAにほぼ間違いない」という報告が続いた。ところがその21分前の15時30分にはすでに「コーランのカセットテープ」入りのバンが発見されていたし、その後、ETA政治部のバタスナ党のオテギ代表が「アラブ系」を示唆し、その夜20時30分には「アルカイダ系」を名乗るグループからの「犯行声明」が届いた。しかし政府はNCIの報告からETAを第1容疑者として発表していた。
http://www.elpais.es/articulo.html?xref=20040319elpepinac_1&type=Tes&anchor=elpepiesp
●エル・パイスは続けて、「政府は否定しているが『第3の報告書』があったはずだ」という見出しの記事を載せています。
(概略)
国防相筋の情報によると、CNIはもっと多くの情報を政府に渡していたはずで、いやしくも国家の情報局が、数多くのテロのデータを握っている所が、事件当日にたった二つしか情報を提出しなかったなど、考えられない、とのこと。
http://www.elpais.es/articulo.html?xref=20040319elpepinac_3&type=Tes&anchor=elpepiesp
●そして「CNI報告書公開の数々の矛盾」という見出しの記事を続けています。エル・パイスは次のような点を指摘しています。
(概略)報告には「バンの発見」と「ダイナマイトがETAがいつも使用していたものとは異なる」ことが全く触れられていない。ETA犯行説について何の具体的な証拠も示されていない。12日の5時15分には「不発弾」のカバンが分析されておりETAとは異なるという分析が出たにもかかわらずアスナールはETAに固執しつづけた。
http://www.elpais.es/articulo.html?xref=20040319elpepinac_2&type=Tes&anchor=elpepiesp
この「情報公開」の席上、内務大臣アセベスと報道官サプラナは「この公開は『政府が決して嘘をついてはいなかった』ことを証明するためのものである。選挙では負けたが名誉だけは守る。」と述べています。
しかし、もしスペイン政府の言うことが正しいのなら、CNIはスパイとしての機能を全く果たしていない「能無し、ただ飯喰らいの税金ドロボー」ということになり、CNIがスパイとして正しく機能していたのなら、政府が「大嘘つき」ということで、いずれにしても「名誉を守る」どころの話ではなくなります。世界の「物笑い」でしょう。
もう怒りを通り越して、滑稽さ、哀れみすら感じます。アメリカさんについていく政府の最後の醜態でしょう。ブレアー、コイズミ!次はお前らやどぅ! 覚悟はできとるかぁ?