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(回答先: 米英に「だまされた」 ポーランドが初めて批判 (東奥日報) 投稿者 ああ、やっぱり 日時 2004 年 3 月 19 日 11:36:34)
ポーランド大統領:イラク戦争は「誤った情報で起きた」
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20040319k0000e030025000c.html
【ワルシャワ会川晴之】ポーランドのクワシニエフスキ大統領は18日夕、ワルシャワ市内で記者団に「イラク戦争はフセイン前政権が大量破壊兵器を保有しているとの誤った情報に基づく戦争だった」と発言した。一方でイラクに派遣中のポーランド軍部隊を撤収させるつもりはないとも述べたが、参戦国の元首がイラク戦争の“大義”が存在しなかったことを認めるような発言は、今後波紋を広げそうだ。
同大統領は「ポーランドは米英からもらたらされた情報を確かめる手段を持たず、大量破壊兵器の存在を確信していた」と告白し、不快感を表明。さらに、戦争を主導した米英が確度の低い情報を提供したことを強く批判した。
ただ同大統領は「現在のイラクは、フセイン前政権下よりもいい状況にある」と述べ、結果としてイラク参戦の効果があったと釈明。ポーランド軍部隊について「引き揚げる考えはない」と強調した。
ポーランドはイラク戦争に特殊部隊や化学兵器対応部隊など約200人を派遣、英軍とともにイラク南部の要衝・ウムカスル港攻略に当たった。戦後も米英に次ぐ2500人規模の軍隊を派遣、イラク中南部に展開する国際協力軍の指揮権を握り、スペイン、ウクライナなど25カ国を傘下に置くなど積極的に米英両国に協力している。
ポーランドの世論は一貫してイラクへの軍派遣に反対。11日にスペインで起きた列車同時テロ事件以後は「次の標的はポーランド」との懸念が市民の間に高まっている。失業率が戦後最高の20%台を記録し、5月の欧州連合(EU)加盟を前にミレル首相の退陣を求める声が与党首脳部から出て、与党議員からもイラク撤兵論がわき上がるなど混迷が続いている。
クワシニエフスキ大統領は、こうした世論や党内の混乱を沈静化しようとした一方、テロ事件の続発で思わず「本音」が漏れたとの見方も広がっている。
[毎日新聞3月19日] ( 2004-03-19-11:03 )