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(回答先: Re: スペイン列車爆破テロにアルカイダが関与・米紙報道 [日本経済新聞]【ワシントンポスト電子版】 投稿者 みずーみ 日時 2004 年 3 月 16 日 15:50:55)
みずーみさん、こんにちわ。
3・11マドリード列車爆破テロは、アルカイダの犯行という落着をみると考えています。
>いつもなんでも知っているアメリカが半端な断言しかしてないですね。
>でも、流れはアルカイダに行くんじゃないでしょうか。むしろこれまで
>反イラクで結束して反米で、アメリカのやることにはとりあえず難くせ
>(失礼ないいかだけど)的だった欧州が、これで、アルカイダ恐怖に
>再度困惑、移民排斥等がからんで、欧州が、自発的に強硬になる感じ、
>じゃないでしょうか。
米英は当然ですが、フランス・ドイツそしてロシアなどというかほとんどの国の諜報機関は、9・11もそして今回の3・11も、首謀者が米英権力機構であることをわかっていると思っています。(表舞台に立っている政治家が知っているかどうかはわかりませんが)
米英のイラク侵攻に反対したフランスとドイツも、米英と合意の上で反対に回ったはずです。
(イラク侵攻を国連の枠から外れたものにすることで、米英が新しいイラクの枠組みをつくるとともに軍事駐留できるようにした。国連の枠組みでイラク侵攻が行われていたら、新しいイラク政権のかたちも違ったものになっていた可能性が高く、米軍が長期的にイラクに駐留することもできなかったはずです)
9・11が米国権力機構の自作自演という見方は、フランスやドイツなど欧州諸国民のあいだでは日本国民と違ってそれほど“特異”なものではありませんから、今回の3・11も胡散臭さを感じ取っているはずです。
欧州諸国の政府や政党は、そのような国民意識をふまえながら政策の舵取りをしなければならない状況にあると思っています。
>従って、ここから6月を超えて正式に国連がからむようになった場合、
>反テロに関してアメリカとの差異は限りなく小さくなると言えるんじゃ
>ないですか。
>しかし、これで一体何がしたいの?はわかりません。なんでしょう?
1年半前から米英政権と欧州主要国政権のあいだに本質的な対立はなく対立があるかのように装っていただけですから、イラク問題が国連の枠に収まることによって共同歩調をとる条件が整うことになります。
米英のイラク侵攻に反対していた国々の政権は、「国連やわが国が関与することで、米国の横暴なやり方をやめさせ、真にイラク人のためになる政策を実行できる。誇りをもって取り組める国際貢献だ」と説明して、米英のサポートに踏み切るはずです。
これにより米英は、イラク占領支配の重荷(資金・人員・犠牲者)を軽減することができます。そして、一段落ついたイラクを橋頭堡に新たな“策動”に移行することができるようになります。
米英政権が9・11をスタートとしてめざしているゴールは、イスラム法の制限を取っ払うイスラム世界の「近代化」だと考えています。
(象徴的に言えば、イスラムを現在のキリスト教のように個人の信仰の問題に変え、イスラムが禁止している利息取得を経済活動の自由を建前に取っ払うことです)