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(回答先: マスコミは正しくスペイン国民の声を捉えていたのか? 投稿者 サルバドール 日時 2004 年 3 月 15 日 08:19:58)
イラク開戦へ向かう時点で、スペイン国民の80パーセントはこの戦争に反対していた。
(あのときの反戦デモには百万人を越す参加者があったと記憶しています。)
その国民の意思に反して、アスナール首相は新米路線を変えず、イラクに出兵した。
2001年9月11日からちょうど911日めの3月11日の列車テロ直後、そして総選挙の三日前、バスク独立運動組織ETAをテロ首謀集団と(明確な根拠もなしに)指定したアスナール政権のやりかたは、スペイン国民から選挙戦に向けた“嘘”あるいは“情報操作”と判断されたわけだ。たしかに、イラク参戦していなければ今回の列車テロは起こらなかった可能性は高いわけだから、アスナールを“暗殺者”と名指しで批判する声があがっているのも理解できる。
社会労働党は議会で過半数を占めないので、まだどうなるかわからないが、スペインがイラクから兵を引き上げる可能性も、EU内で親米路線をやめてドイツ・フランスの外交路線に合流する可能性も大きい。
そろそろ日本の政治屋さんも報道屋さんもリアルポリティックで、損得勘定したほうがいいよ。