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6時のニュースで社会労働党が44%と出ていました。
与党は敗北を認めたようです。
しかし、大手マスメディアはこぞってテロ撲滅を唱えていた与党が有利
と事前に報道していました(昨日El Paisi誌にアクセスできなかったので、
わかりません。使っているDNSのせいなのか時々はじかれます)。
しかし、マドリードあたりでさえ、スペイン人の意識は日本人のように
米国一辺倒とは異なると、随分前になるのですが、感じたことがあります。
日曜日朝の報道娯楽番組かNHKのニュースで、スペインで行われた
テロ反対デモの様子を映していました。そのなかで参加者が、
「El pueblo unido jamas sera vencido(jamasの後ろのaとseraのaは
アクセント付き)」とカメラに向かって叫んでいました。
このひとの声が全体を反映しているとは思えないのですが、
これは、アジェンデ政権の国歌とも言えるもので、政権が米国の
手先であるピノチェトによって武力で倒された後の、反帝国主義・
反独裁のテーマソングのように歌われた曲に出てくる言葉です。
もう30年も前のことなのですが、いまだにいきづいている
ようです。この言葉が当たり前のように出てくるということは、
スペイン国民は米国や政府の言いなりにはならないという証で
あると感じました。少なくとも911が何の日であるかは日本人とは
違って知っているし、それを演出した者が誰であるかも理解している
と思います。もちろん30年前のことですが。
日本からも有能な報道陣が現地に行っているはずなのですが、
本当の声は聞こえてきません。朝日新聞の伊藤千尋氏が言っている
ように、いくら書いても日本のデスクが没にするのかも知れません。