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(回答先: ブッシュもケリーも、そしてブレマーも世界支配狙う秘密結社のメンバー:「スカル&ボーンズ」の話 [日刊ゲンダイ3・13] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 3 月 12 日 15:10:36)
日刊ゲンダイ、平成十六年三月十三日号第九面、浜田和幸。ブッシュもケリーも世界支配を狙う秘密結社スカルアンドボーンズのメンバーとの記事。しかし「この二人が同期入会」とは初歩的な誤り。
更新 平成16年03月13日21時45分
太田龍の時事寸評
平成十六年(二〇〇四年)三月十二日(金)
(第八百八十一回)
○「日刊ゲンダイ」平成十六年三月十三日号。第九面。
浜田和幸「大新聞・TVが伝えない『泥沼イラク』の真相」(5)
ブッシュもケリーも、世界支配狙う秘密結社のメンバー。
○この記事は、今まで日本のマスコミ上に出現した、スカルアンドボーンズ
に関する記事の中では、或る程度、踏み込んで居る。
○しかしここには、ごく初歩的な誤りも見受けられる。
即ち、ブッシュ、ケリーが、スカルアンドボーンズの
「同期入会メンバーなのである」と言う。
○こんな間違いを書くようでは。
○アントニー・C・サットン教授の古典的著作
「America's Secret Establishment」(一九八六年、二〇〇二年)、
二百九十七、八頁。
一九六六年度 スカルアンドボーンズ新入会員の中に、ジョン・F・ケリー
一九六八年度 スカルアンドボーンズ新入会員の中に、G・W・ブッシュ
とある。
○このひとは、サットンのこの古典は、知らないのか。
知って居ても読んでいないのか。
○最新刊の「フレッシング・アウト・スカルアンドボーンズ」
(クリス・ミレガン編著、二〇〇三年十月。七百二十頁)
この本の、六百六十一、二頁にも、
一九六六年度 J・F・ケリー
一九六八年度 G・W・ブッシュ
と出て居る。
○右の御仁は、このクリス・ミレガン編著の本も知らないのかも。
○アントニー・C・サットンの研究によれば、
エール大学でスカルアンドボーンズに入会した会員のうち、積極的に
この結社のメンバーとして活動を続ける者は、約四分の一、とある。
○アレクサンドラ・ロビンス(『墓の秘密』)によれば、
スカルアンドボーンズの現時点での生存者は、約八百人、と言う。
○従って、約二百人が活動的。
○更に、アントニー・サットンによれば、
創立以来百数十年を経て、スカルアンドボーンズ内の五ないし十、
ないしは多くても二十の有力家系が形成されて居ると。
○ブッシュ家は、これらの最有力家系の一つに含まれては居ない。
○サットン著、十九頁に、十六の有力家系の図あり。
○更に、その二十六頁に、スカルアンドボーンズが、米国社会のすべての
部門に浸透して居るとする。即ち、
(1)大統領官邸と米国行政府。
(2)法律。
(3)教育、メディア、出版。
(4)ビジネス、産業、商業。
(5)教会。
(6)銀行、FRB。
(7)財団、シンクタンク、政策集団。
(8)立法機関、政党。
○サットン著、四十二頁。ここに、
スカルアンドボーンズ内の主要な、又はもっとも重要な人物の系図あり。
これによると、一八六〇年代から現代まで、五人。
(1)W・C・ホイットニー (一八六三年入会)
(2)C・A・ホワイト (一八五四年入会)
(3)H・L・スティムソン (一八八八年入会)
(4)マクジョージ・バンディ(一九四〇年入会)
(5)ウィリアム・バンディ (一九三九年入会)
○サットン著、三十七頁。
ここに、欧米西洋世界権力構造の図が示されて居る。即ち、
(1)インナー・コア (これが奥の院の中枢)
(2)インナー・サークル(その外側)
(3)アウター・サークル(更にその外側)
○スカルアンドボーンズは(1)層と(2)層にまたがって存在すると。
○CFR(米外交問題評議会)、
ビルダーバーグ、三極委員会、ボヘミアンクラブ。
これらは、(3)層とされる。
(了)
http://www.pavc.ne.jp/~ryu/cgi-bin/jijisunpyou.cgi