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(回答先: Re:マドリードの鉄道爆破事件、ETAの犯行ではない=ETA政治部門 投稿者 珍米小泉 日時 2004 年 3 月 11 日 22:33:17)
3.11Madrid、爆発は13ヶ所で:死者173名、負傷者898名に
昼のテレビニュース(スペインでは昼休みは午後2時からで昼のニュースは2時半か3時から始まる)で、アスナールがヒトラーばりのチョビ髭をぴくつかせながら「テロリストが完全に全面的に無くなるまで戦いを堅持する。一切の交渉はしない。一切の妥協はしない。」と叫んでおりました。もちろん先日もお知らせしたカタルーニャ左翼共和党のルビラがETAと秘密会合を持ってカタルーニャを攻撃対象から外させたことを意識してですが、
首相としての最後の3日間を最高の得意面で過ごすことでしょう。
一方、内務相のアンヘル・アセベスは当然ETAの犯行と断定し「爆発は3台の列車の合計13ヶ所で起こった。犯人は爆発物をリュックサックに入れて車内に置きほぼ同時に爆発させたものと見られる。」との見解を発表していました。
先にもお知らせしましたが、明日(12日金曜日)に政府主催の「反テロ大デモンストレーション」がスペインの各地で行われる予定になっています。この日曜日に行われる総選挙の選挙戦最終日(土曜日は選挙活動はできない)に、国民党圧勝のためのすばらしいイベントが、しかも総ての野党を巻き込んで行われることになりそうです。あーあ、馬鹿馬鹿しい。
また新聞によりますと(エル・パイス電子版速報)、EU議会は3月11日を「ヨーロッパのテロ被害者の日」として記念することを決定したようです。もう完全にヨーロッパ全体が「反テロ世界戦争」に突入したようで、当然ですが私は今回の実行犯はスペイン中央情報局、共犯はCIA、MI6とモサドだとにらんでいます。(コンテキストのみからで、まだ何の具体的な証拠もつかんではいませんが。)
今は時間がありませんので、明日までに「アスナール政権最後の醜態(最終回)」と題して、今回の「3.11Madrid」とからめて、今までのETAとアスナール政権との関係、イラク戦争に関わるスペインの中での論争などをもう一度まとめてご報告し、今までの筋道を通して記録しておきたいと思っています。