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(回答先: 米軍再編とオキナワ・インタビュー(10)[沖縄タイムス]【政府への期待は無駄 ワシントンと直接交渉を】 投稿者 なるほど 日時 2004 年 3 月 10 日 19:19:49)
訓練を終えた民間機の横をCH53輸送ヘリ6機が続けて着陸した=9日午後2時半、伊良部町の下地島空港
更新 2004年3月10日 水 10:18
【下地島=伊良部】米比合同演習バリカタン04に参加していた在沖米海兵隊普天間基地所属のCH53輸送ヘリ6機とKC130空中給油機1機が9日午後、同演習から戻る途中、給油目的に民間航空機訓練飛行場、下地島空港(伊良部町)へ着陸した。同空港では給油を終え、離陸しようとしたCH53輸送ヘリ1機がエンジン系のトラブルを起こし、修理部品は普天間基地から届けられたものの、パイロットの飛行時間超過を理由に離陸せず、予定外の同空港で1晩駐機(ステイ)となった。県や伊良部町は米軍に対し、一貫して飛来自粛を要請している。
在沖米海兵隊外交政策部(G5)が県空港課へ通知したこの日の使用申請は正午から午後3時まで。しかし午前、「2時間遅れ」の急な通達があり、まず午後1時58分、KC130機が着陸した。給油作業を進めるなか、フィリピンからCH53輸送ヘリ6機が同2時31分、相次いで飛来した。
給油は3機ずつ行われ、午後3時15分までにはすべて終了。普天間基地へ向け離陸を始めたが、そのうち1機が離陸せず、午後3時29分にスポット内でエンジンを停止させた。在沖米海兵隊によると、エンジン系の故障で、KC130空中給油機が普天間基地へ引き返して修理部品を積んで再飛来したが、パイロットの飛行時間超過を理由に、CH53ヘリは離陸せず、KC130空中給油機のみ戻った。
同空港では10日もCH46輸送機4機とKC130空中給油機1機が給油目的で着陸する予定。駐機したCH53ヘリは午後8時に「フレックスシャフト」を取り換え修理を完了、10日にこれらと共に帰還する。同空港では米軍機使用の延期が続いたため、同空港管理事務所(山里勝夫所長)の職員らは、7日から10日まで連続で米軍機飛来に神経を使う状態が続いた。
◇恒常化に住民ら反発
【下地島=伊良部】伊良部町の民間航空機訓練飛行場、下地島空港に9日午後、在沖米軍機延べ8機が県の自粛要請を無視して強行着陸した。くしくもこの日、国民保護法案、米軍行動円滑化法案など有事関連7法案が閣議決定され、基地の島・沖縄はさらに過重負担を強いられる懸念が高まった。米比合同演習のたびに給油のため、強行着陸は慣例化している。同空港に駆けつけた地元住民らは危機感を強め、「民間施設の軍事利用は許さんぞ」と抗議の声を上げた。
同空港の米軍機使用は4年連続で、この日の飛来で復帰後は54回目。今回は天候不良を理由に使用が2度も延期された上、この日の予定時間も2時間ほどずれ、さらに1機は故障で離陸しなかった。
10日もCH46輸送機4機とKC130空中給油機1機が給油目的で着陸する予定だ。
在沖米海兵隊によると、当初着陸は2月20日、フィリピンに向かうため同空港を使用したCH46輸送ヘリのみだった。だが、経由予定のフィリピン国内のバスコ空港が、天候が悪く着陸できず、CH53輸送ヘリも下地島空港を使用する必要があるとした。
この説明に、抗議のため空港に集まった住民らは猛反発した。宮古地区労組協議会の長崎富夫議長は「往路に使用しなかった機種が復路に使用するということは、代替手段があることを示している。米軍は恒常化を図りたいだけで、2日連続というのもまさに異常事態」と批判。「日米地位協定の抜本的見直しが沖縄の平和を守る道で、この声を大きなものにしよう」と強調した。
市民団体や地元住民らからは「日米地位協定があるとはいえ、抗議し続けよう」という声が相次ぎ、「戦争への加担に反対」「民間施設のいかなる軍事利用も許さんぞ」などとフェンス越しに抗議の声を上げた。
恒常化については浜川健町長も不満を示し、「相手(地元住民)がいるなかで、わがままな行動だ。2日連続は問題」と話した。
http://www.ryukyushimpo.co.jp/news01/today/040310a.html