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「米英がイラク脅威誇張」と大量破壊兵器査察前委員長
2004 年 3 月 10 日
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【ニューヨーク=勝田誠】イラク戦争前の大量破壊兵器査察を担当した国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)のハンス・ブリクス前委員長が、開戦から1年となる今月19日を前に、開戦に至る経緯などを書いた「イラクの武装解除」(仮題)を出版する。
対イラク武力行使への内外の支持を取りつけたかった米英両国が、イラクの大量破壊兵器の脅威や危険性を誇張したとの見方を示している。
ブリクス氏は、イラクが一切の大量破壊兵器を保有していないと保証できた者は、自身も含めて世界に1人もいなかったと認める一方で、米英両国は「自らが危険性を誇張していることに、おそらく気づいていた」とし、その結果、「信用失墜を招いた」と厳しく指弾している。
同氏はまた、イラクの脅威を国連安全保障理事会への報告に盛り込むよう、米英から様々な圧力があったことや、開戦の直前、4月15日まで査察を延期するよう提案したが、パウエル米国務長官に拒否されたといったエピソードを披露。結論として、自国防衛のためには先制攻撃も辞さないとするブッシュ・ドクトリンを批判している。