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(回答先: Re: 奇妙な点が多すぎる、今回のスペイン「政変」 投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2004 年 3 月 25 日 20:44:58)
「バルセロナより愛を込めて」さん、どうもです。
3・11に対する大枠の見方は、現在も前回書いた通りで変更はありません。
3・11が起きることをアスナール派は知らなかったと思っています。
予期せず突然に大規模テロが起きると、衝撃で思考停止になり、なんとか自分が有利になる解釈に走るものです。
だからこそ、傍目や結果論で見れば、バカ丸出しとなる対応をしてしまって政権を失うことになったんでしょう。
アスナール派(国民党主流?)は、今年1月以降ETAをダシに使った選挙戦術(反左翼)で14日の総選挙で優位に立とうとしていたことはよくわかります。
(「バルセロナより愛を込めて」さんが異常なほどという「ETAの脅威」煽りは他に何か目論見があるわけではなく、そのためのものだと思われます)
起きると分かっていれば別ですが、3・11ほどの大規模テロが起きれば、どんな薄汚い陰謀的政治家であっても衝撃を受けるはずです。
しかし、薄汚い陰謀的政治家は、そのまま手を拱いているわけではなくすぐに、この事態をどう自分に有利なものにするか、もしくは自分に不利にならないようにするかを考えるものです。
そこに諜報・治安機関が「ETAがやった」と持ち込めば、冷静さを失ってそれに飛びついてしまうのは不可思議ではありません。
冷静さを失っていなければ、可能性としてETAもイスラムもあげ、「テロとの戦いを進める国民党」という戦術を採ったはずです。
本当に「あいつらは本物の馬鹿だった」のではなく、“あいつらはそれほど利口ではなかった”という事例だと思っています。
アスナール国民党をスペインの地で嵌めたのは、「ETAがやった」という情報を持ち込んだ連中で、そいつらは3・11を予期していたと睨んでいます。
(アスナール派も、いまさらそれを言い募る愚を犯すことができないでしょう)