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スペイン警察のデタラメ逮捕!(それともアルカイダはETAよりドジで弱い?):こんな事言ってるとまた接続を切られるかな?
ETAが今まで散々爆破事件を起こしているのに逮捕に何年もかかったり多くが実行犯が特定できていないのに、今回はわずか10日あまりの間になんと14名も逮捕! よっぽどスペイン警察が優秀なのか?それとも「アルカイダ」がETAよりよっぽどドジで弱っちいのか?
3月23日付のエル・パイスによりますと、日曜日の夜マドリッド列車爆破事件の容疑者で逮捕された4名のうち1名は刑務所で服役中(2001年に傷害事件で逮捕)であり、他は以前に逮捕されたモロッコ人たちの友人と家族です。また昨日スペイン北部アストゥリアスの爆薬工場から「テロリスト」たちが犯行に使用されたダイナマイトを盗む手伝いをしたということで、一人のスペイン人が逮捕されています。
その服役中のモロッコ人は今まで刑務所内の職業訓練所で労働していたのですが、「捜査に使う書類や足がかりになるものを見つけるためにこの日曜日にテロ容疑で改めて逮捕し独房に入れた」ということで、なぜ彼が疑われたのか、の理由は発表無しです。他の3名は先週の週末に警察に連行されていたものですが、すべて今までに逮捕された10名のモロッコ人たちの友人か家族で、一人はマドリッド近郊の都市ガフェテに住んでいて、他の二人はやはり近郊のラバピエスの魚屋と理髪店で働いています。
国家防衛隊(組織的には警察ではなく軍に所属する)はモロッコ・イスラム戦士団のメンバーとその支持者を集中的に捜査しているそうですが、そもそも最初に逮捕された5人にしても、何ともわざとらしい「不発弾」から足がついたものですし、今回の4名にしても、検察側が「そのうち1名は『重大な関連』がある」と言う程度の実にいいかげんなものです。
捜査筋によると今までの逮捕者はソト・デル・レアルにある刑務所で、外部と一切の連絡を断ち切られた状態で、家族はおろか弁護士すら呼ぶことができません。なんとスペインに「グアンタナモ」ができてしまいました!
http://www.elpais.es/articulo.html?xref=20040323elpepinac_14&type=Tes&anchor=elpporesp
それにしても、もし本当に「アルカイダ」なら事件後10日間もマドリッドとその近郊にうろうろしているはずはなく、とうの昔にモロッコにトンズラしているだろう、と思うのですが、そんなことにはお構いなし、とにかく取っ捕まえろ、ということで、もうこれはモロッコ人社会に対する嫌がらせか、昨日行われた5ヶ国(英、独、仏、伊、西)の情報局トップ会談に格好をつけるため「逮捕者」の数だけを出したのか、あるいは「最初から予定済み」であるとしか思われません。「テロ」をネタにしてイスラム教徒を孤立させ市民社会に監視体制を確立しようとする策謀の一環でしょう。
エル・パイスも、わざわざ「一人は服役中」と見出しに大きく書き、さらに「グアンタナモ状態」を紹介しているところを見ると、今回の捜査と逮捕の仕方に疑問を投げかけているようにも思えますが、なんとも生ぬるいものです。(大新聞には期待はしてませんが。)今後は各「反体制」サイトを注目してスペイン人自らがどのような告発をしていくのかに注目したいと思います。
こんなことばかり書いていると、また阿修羅との接続を切られるかな?