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(回答先: 与野党(自・公・民)合意『裁判員制度』―「刑事司法改革関連3法案」衆院通過へ[JANJAN] 投稿者 なるほど 日時 2004 年 4 月 24 日 00:38:13)
今回の刑事司法改革で、
(1)非公開の「公判前整理手続」がすべての事案で強制され(裁判員制度対象事案だけではない)、公判内容の大筋が事前に密室で決定されてしまう。
(2)全面的証拠開示には一切触れずに、検察が開示した証拠を公判以外で使用することを禁止される。裁判員は匿名性が確保され、審議内容を生涯口外できない。
(3)法務省管轄「日本司法支援センター」が国選弁護を運営、独占的に刑事弁護が管理される、ことになる。(その他問題点数多し)
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知らなかった…。新聞にはこんな法案の記事は出ていなかったと思うぞ。
ようするに、おかみに目をつけられたら、怪しげな証拠でぶち込まれるというわけね。
マスコミは、法案が成立してから、言い訳程度に批判するのだろう。
戦前型の暴走が始まったようだ。
司法、教育、マスコミ…あらゆるブレーキを壊しまくっている。
日本の権力者は行き着く先についての想像力を持っているのだろうか?
アメリカお得意の「人権外交」の格好の餌食になるだろう。(今はアメリカ自身もそれどころではないから批判されないだろうが、ブッシュの次の政権になったときに、アメリカのマスコミがわ騒げば、日本は孤立するだろう)。
国民がモノを言えなくなっても、為政者がまともな道義性、まともな認識能力、まともな思考力、まともな判断力を持っていれば大丈夫と言いたいのかもしれない。しかし、そのような能力があるように振る舞っているようには見えない。
何かに脅えて、眼をつむって、大挙して、手を取り合って、とりあえず邪魔者を踏みつぶして突っ走っていけばどうにかなるだろう、と暴走しているようにしか見えない。
むかし中国人は日本陸軍を「すべてを掠奪するもの」という意味で「蝗軍」とよんだ。
しかし、むしろ、蝗のように戦略も展望も持たずに突き進んでいったという意味で「蝗軍」であったように思えてならない。
今もまた、展望なき「蝗国」への道を暴走しはじめたのではないだろうか?
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http://www5e.biglobe.ne.jp/~kurenai-/ominaeshi.htm
蝗の軍隊
大量発生したイナゴが大群を作って飛びながら移動し、農作物に深刻な被害を与える事は勿論、草原や森林を裸にしてしまうという現象がある事は皆さんも御存知ではないかと思います。イナゴの大群についての記述は聖書にもありますが、現在ではアフリカ大陸の農業国などでは、深刻な問題の一つです。十数年前には、我が国でも、とある無人島でイナゴの大発生のニュースがあった事を憶えています。
これらの大群を作るイナゴは、突然現れる新種ではなく、ごく普通のバッタが、ある条件を得ると、群れをなして飛行するように体質変化を起こす事によって発生します。狭い地域に大量のバッタが集まると、恐らくは餌不足の解消の為に、跳ねる事よりは長時間の飛行に適した体に変質する訳です。アフリカでは、雨期後に大量に孵化したサバクトビバッタがイナゴの群れとなりますが、日本では、トノサマバッタがイナゴの群れになる可能性を持っているようです。学術的には、単独で跳ねているバッタを「孤独相」、イナゴの大群となって飛ぶバッタを「群生相」と呼んで区別しています。
昆虫学者の矢島稔氏は、この群生相の発生からファシズムを連想したと著作の中で書いておられますが、第二次大戦中の日本軍をイナゴの軍隊、『蝗軍』と呼んだ国もあったようです。当時の日本軍は皇軍を自称していましたが、「蝗のように国土を蹂躙した軍隊」という意味合いを込めて、虫偏を付けて、コウグンと呼んだのだそうです。おそらく、そのような事は、殆どの日本人が認識していない事でしょう。
同じ種類のバッタが、条件次第で、平和主義者の孤独相にも、ファシスト軍隊の群生相にも変わりうるという事には、ある種の教訓を感じないではいられません。アジア諸国が日本政府の有事法制や靖国参拝という問題に神経を尖らせるのは、以前、私達の国が、国ぐるみで蝗の軍団に変質したという記憶を留めているからなのだと思います。
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