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色々書いているがそれでも多くの人は今回の参議院選の争点は
「年金・憲法改正・自衛隊海外派遣問題」だと思っていると思う。
確かにそれらは重要課題である。
しかし、最大の問題は「欧米型合理主義(自由競争原理)の導入」とKは思っている。
何故ならば、それは日本人に合わないモノだからだ。
日本の歴史は「お家(お城)大切」「藩を守る事が全て」「企業第一主義」と歴史的に組織は自らの命より大事との思いが強いのである。
それが正しい感情とは思えないが、歴史の中で蓄積され形成されてしまった感情は一種の本能に近い一朝一夕では消せない感情なのである。
そのような日本人には欧米人のような自分の雇い主(企業など)とドライな関係は望めないのである。結果的に企業と心中するか、過労死まで働くか、過労自殺するか、発狂して異常な行動をするかが非常に多くなるのである。
知っている人は知っているのだと思うが、ヨーロッパでは「3日超勤したら離婚される」風潮があるそうである。
「家庭のために働くのだから家庭を犠牲にするならば、そんな者とは一緒に暮らせない」
と言う理屈だそうである。
また、諸外国ではお店の開店時間はキッチリしているそうである。
「この時間にやれば儲かるのではなく、みんなの休む時間は私も休む」が常識なのだそうである。全てに対してドライなのである。
「単身赴任」とか「過労死・過労自殺」などは外国では信じられない事らしい。事実ほとんど無いとの事である。
「欧米での当たり前」は「日本では当たり前」ではないのである。そこに「欧米の当たり前の自由競争原理」を導入するのは「駄目で当たり前」なのである。
寝る前3時間以内の食事を続けた場合「痩せ型の体格で糖尿病」になる。欧米ならばそこで企業相手に訴訟である。日本人は「運動不足だな」と思って納得し、倒れるまで企業に尽くすのである。
無知であり愚かである。しかし、長年の歴史で育った本能に近い考えはそれが正しいと思うのである。
結果は年金をもらえるようになるより早く、徴兵制が実施されるより前に現れるのに違いない。
改憲問題や、年金問題以上に、小泉政策は方針そのものが問題なのである。しかし、その点には野党も気づいてはいないのである。