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(回答先: EU委員長選出 持ち越し(NHK) 投稿者 エンセン 日時 2004 年 6 月 19 日 18:53:48)
欧州憲法案に合意 EU首脳会議 大統領や外相新設 委員長人事は先送り
【パリ19日坂井政美】ブリュッセルで開かれた欧州連合(EU)首脳会議は十八日、中・東欧諸国の加盟で二十五カ国体制となった拡大EUの基本法となる欧州憲法案に合意した。欧州各国が共通の「憲法」を持つのは初めて。新たな統合欧州の時代に向けた歴史的な一歩となった。
一方、もうひとつの焦点だった欧州委員長の後任人事は、英国とフランス・ドイツが鋭く対立して人選は難航。決定は先送りされた。
欧州憲法は、過去に積み重ねてきた条約やルールを整理し、二十五カ国体制に対応した、より効率的な地域共同体の運営指針を定めるのが狙い。さらに、常任の「大統領」「外相」ポストを創設してEUの権限・機能強化を図る。
昨年からの憲法交渉では、閣僚理事会での意思決定方式をめぐり、スペインやポルトガルが「憲法草案は大国有利」と反発し、協議は暗礁に乗り上げた。
五月の拡大EU発足後、初めての首脳会議となった今回は、事前に個別折衝を重ねた議長国アイルランドが修正案を提示。閣僚理事会の多数決は「加盟国数の55%以上の賛成と賛成国の総人口が全体の65%以上」を可決条件とする「二重多数決方式」を規定し、欧州委員の定数削減問題でも、二〇一四年まで一カ国一委員制を継続することで妥協した。
十月末で退任するプローディ委員長の後任選びでは、ドイツ、フランスが推したベルギーのフェルホフスタット首相に英国などが反対。元香港総督のパッテン欧州委員を支持する動きもあり、候補を絞りきれていない。(西日本新聞)
[6月19日14時46分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040619-00000070-nnp-kyu