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(回答先: 中絶胎児、「一般ごみ」で廃棄 横浜の医院、手足は切断(朝日新聞)―胎児の手足を元職員が「いずれ世に問うときが来る」と保存 投稿者 シジミ 日時 2004 年 7 月 20 日 20:58:36)
http://www.asahi.com/national/update/0721/006.html
中絶胎児を一般ごみとして捨てていた横浜市中区の伊勢佐木クリニック(原田慶堂院長)で、大がかりな診療報酬の不正請求が行われていたことがわかった。実際には処方していない薬を処方したことにしたり、患者の通院回数を増やしたりして作成した偽のカルテをもとに架空請求や水増し請求する手口で、少なくともここ数年、繰り返し続けられていたという。
不正請求の実態については、同クリニックの元職員ら複数の関係者が具体的に証言した。
それによると、同クリニックには、社会保険や国民健康保険を使う患者ひとりにつき2種類のカルテがあった。実際に患者が訪れたときに治療や投薬の内容を書き込んだ本当のカルテと、水増しや架空請求用の偽のカルテだった。
偽のカルテは、(1)貧血のために点滴をしただけの患者に抗生物質も処方したことにする(2)点滴をしただけの患者に精神安定剤とホルモン剤などを処方したことにする(3)3日分の処方しかしていないのに4日分を処方したことにする――など、薬の水増しや架空処方を繰り返して作成された。
偽のカルテには患者本人が伝えられていない病名が記されることもあった。病名と無関係の薬を処方しては健康保険組合などから支払いを拒否されるためで、例えば精神安定剤を処方したことにするために、「神経症」などと勝手に病名を付けていた。
患者が実際には治療に訪れていないのに、通院したことにすることも手口のひとつだった。複数の患者が、会社の健康保険組合から送られてくる医療費明細をみて、月に1度しか通院していないのに、2回通院していることになっていることを確認していた。
偽のカルテは院長が患者が帰った後で自ら作成、事務担当者にこれをもとに診療報酬を請求するよう指示していたという。
不正請求の一方で、患者の窓口での負担額もいいかげんに決められていた。院長は治療を終えるごとに1本、2本、3本と指を立てて職員に指示。これは1000円、2000円、3000円を意味し、職員はそれに従って窓口で患者に負担を求めていたという。
本来のカルテと偽のカルテは多くの場合、鉛筆書きされていた。後に、さらに水増ししようとする際などに、簡単に書き直しができるようにするためだったという。
原田院長は「不正請求はしていない。2種類のカルテもない」と事実関係を否定している。
(07/21 06:06)