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(回答先: 国松長官狙撃の実行役、端本被告か(読売新聞) ― ”早川紀代秀被告が現場で指揮” 投稿者 シジミ 日時 2004 年 7 月 07 日 22:11:08)
端本被告を長官銃撃事件の犯人とするのは無理がある
(平成16年7月8日)
差出人: 匿名
http://www.rondan.co.jp/html/mail/index.html
事件発生から9年。 公訴時効まで一年を切った長官狙撃事件が、警視庁元巡査長の小杉敏行ら3人の再逮捕で解決に向かうのだろうか。 むしろ、メディアは、警察発表を時々刻々と報道しているが、この状況は、松本サリン事件で、河野義行さんが冤罪に巻き込まれた状況と同じだ。
この事件では、警視庁元巡査が犯人であることを自供しているが、決定的な要素、つまり、射程距離20mの距離で、4発中3発を被弾させるという狙撃が、かなりの熟練者という条件があり、この元巡査は、この条件をクリアーできず不起訴となった。 もう少し警察内部の射撃訓練の結果が良ければ、間違いなく有罪だったろう。
日本の自供後の起訴後の有罪率は99%。 これがいかに恐ろしい数字であるということはさておいて、警視庁元巡査が自供しているのに起訴しなかったのは、異例中の異例なのである。 そして、時効まで一年を切った時点で、警視庁元巡査が犯人であるというストーリではなく、狙撃手に自分のコートを貸したという、新しい警察のストーリーの元で逮捕されているのである。
この新しい警察のストーリーは、狙撃手を、すでに死刑判決を受けている端本悟被告と断定して、事件当日に、端本被告に似た男をこの警視庁元巡査が見たとし、さらに自分のコートをその男に貸したとする話である。 そして、最近になって、コートのすそ部分に拳銃を発射した際に飛び散った火花の跡が見つかり、兵庫県にある世界最大の放射光施設「スプリング8」で調べた結果、犯行に使われた銃弾と同じ火薬成分が検出されたというのである。
ここまでの話を総合した上での私見であるが、最初は、警視庁元巡査が犯人であるとして公安がストーリーを組んだが、どうしても警視庁元巡査では狙撃が説明つかない。 そして、今度は、警備部が、端本被告を犯人とするストーリーを作り上げて、その証拠に、「スプリング8」を持ち出したと考えるのである。
狙撃が可能かどうかという点に関しては、端本被告がロシアで射撃訓練を受けていたからと警察は発表しているが、ロシアへの射撃訓練ツアーに参加した信者の証言では、「早川紀代秀さんたち何人ものメンバーが拳銃で的を撃ったのですが、ちゃんと当たったのはただ二人。 一人は自衛隊出身の山形明さんで、もう一人が平田信(国体のライフル射撃の選手)さんでした(有田芳生の酔醒漫録より引用)」とあり、端本被告の名前はない。
殺人事件と違い、国松孝次元警察庁長官は健在であり、公訴時効では死刑に値しないから最高で10年だ。 その時効が迫っている中で、警察は事件を解決する為に、伝家の宝刀である「冤罪」を演出している可能性はきわめて高い。 そして、メディアは、松本サリン事件の時と同じように、警察発表を右から左に垂れ流している。
付け加えるが、日本の鑑識能力は、銃身を握って発砲しても、銃身を持っていた手は火傷しない(戸部容疑者銃殺疑惑事件)とか、現場の指紋を証拠に検挙した容疑者に完全なアリバイがあるのに、この指紋が、以前にエアコン工事の際についたものであるとする被告側の論理的な主張を理解できずに、2年以上も不法拘置した上に、被告無罪となった冤罪・青山さん事件など、日本の鑑識能力は、世界最低、最悪のレベルであるのが現実だ。
どんなに高価な科学装置を並べても、証拠を組み上げる論理力が欠如しているのだから、どうしようもない。
これ以上警察官の昇進の為の「冤罪」を放置してはならない。 日本の警察の自白主義は、民間の粉飾決算と同じであり犯罪である。